オール電化マンション 売れない
オール電化マンション・オール電化住宅が危ない・リスク?というニュース・ツィートを目にするようになりました。
光熱費の節約効果・ガスを使わず安全という部分でオール電化のマンションが普及している中、
電気代値上げ・高騰、想像の域を遥かに超えた状況に悲鳴も聞こえてきました。
そこで、今回の記事は、
- オール電化マンションの現状
- オール電化マンションの資産価値・売りにくくなる?
- オール電化マンションのメリット・デメリット
など、SNS等で見つけた悲鳴を含めて紹介・解説したいと思います。
電気代高騰:電気代値上げ
ツィッターに、電気代値上げによる請求書関係・高額請求の画像を頻繁に見るようになりました。
中国電力 4人暮らし
オール電化マンション
前年度の約2倍です。泣きたい。 pic.twitter.com/8lBmgc0ARC— もぐぱん (@homhod1) January 18, 2023
高額電気料金で頭を抱えている家庭は少なくありません。
オール電化、マンション
四人家族とハリネズミと
ファットテールジャービルペットの為に寒い時期は
エアコンつけとかなアカン。いつも2万円未満だけど
年末年始で自宅いてた時間
長かったのと、電気代上がったからか
涙🥲キ・ツ・イ電気温水器割引なくなったんかなあ? pic.twitter.com/IuasH9XHNU
— 万波 遣(まんば けん) (@ooanabaken300en) January 17, 2023
電気料金の値上げによって、
5%、10%アップなら許容範囲かもしれませんが、2倍は想定外の話といえるでしょう。
オール電化マンションは、使用するすべてのエネルギーを電気で賄うマンションのことです。
一般的な住宅のケース、ガスと電気が併用されています。
ガスコンロがあったり、ガス給湯器があったり・・・。
オール電化マンションはIHクッキングヒーター、電気給湯器(エコキュート)、蓄熱ヒーターなど、すべて電気を使用するためガスを使いません。
ガス会社からの請求は一切なく、すべて契約している電気会社の電気料金として請求されます。
参考サイト:ガス給湯器とは?給湯器トラブルなら
ひと月の電気代が10万円超え!:資源エネルギー庁
そもそもオール電化のマンションは、
光熱費が節約できるという理由もありタワーマンション、ブランドマンションなど、ワンランク上のマンションから採用されはじめました。
しかし、電気料金が家計を圧迫という状況になりつつあるだけにこれは無視できません。
最悪の場合、資産価値にも影響を与える事態になるかもしれません。
オール電化マンションが売れない背景
オール電化マンションは、全てのエネルギー源を電気に依存する住宅形態です。
しかし、近年このタイプのマンションが売れないという現象が見られます。
資産価値に影響?オール電化マンション
マンション購入時、新築マンション・中古マンション関係なく、
物件価格とは別に費用・ランニングコスト(毎月・毎年)として
- 住宅ローンの返済
- 管理費・修繕積立金
- 固定資産税
- 駐車場代
等が基本です。
ガス代・電気代、水道代、その昔は電話代などは、戸建てでも賃貸でもかかる費用のため、それほど意識するものではありませんでした。
しかし、毎月の電気代が、
オール電化マンションを選択することにって5万円・7万円となるのであれば、電気代をどんぶり勘定で数えるのは危ういと言わざるを得ません。
マンション購入希望者もオール電化のマンションを除外することで、
2万円・3万円の毎月の出費を削減できるとなれば、必然的に、人気が落ちていくことも考えられます。
さらに付け加えれば、電気代高騰によってマンションの管理費上昇、
需要と供給でなりったいる不動産価値に影響を与えることも想像ができます。
以前、住宅ローンの変動金利の危うさとして5年ルール・125%ルールを紹介しました。
住宅ローン金利も、今後、上昇していきそうな流れですが、
変動金利で2%上昇すれば、都心の不動産価格から計算すると毎月の返済が3万・5万アップは避けることができず、住宅ローン破産者も生まれそうな状況です。
それに先駆けるように電気代の大幅値上げが家計を圧迫するようになり、
- これが始まりなのか?
- まだまだ値上がりするのか?
安易に予想もできない状況であることは間違いないでしょう。
オール電化マンションの販売戦略は、ターゲット市場の再定義、エネルギー効率の強調、災害対策の充実、金融面でのサポート、ライフスタイルの提案、カスタマイズオプションの提供、マーケティング戦略の強化、アフターサービスの充実など、多角的なアプローチが必要です。
これらの戦略を通じて、オール電化マンションの魅力を再評価し、市場での売れ行きを改善することが期待されます。
オール電化マンションのメリット・デメリット
電気代高騰で明らかになったオール電化マンションのデメリットですが、
本来、オール電化マンションはメリットが多いという側面もあります。
実際に入居して実感するまでは分からない光熱費ですが、
改めてオール電化マンションのメリット・デメリットを確認してみましょう。
【オール電化マンション メリット】
マンションは戸建てとは違い集合住宅です。
よって、住民が安心して生活を送ることができる安全性が求められます。
《火災リスク》
そこで、ガスコンロよりIHクッキングヒーターの方が火事のリスクは大きく抑えることが可能です。
マンションで火事が起きたら、火事を起こしてしまったら・・・。
火災保険で対策、厳密に言えば、特約まで考えた加入で保障されるかもしれませんが、ガス爆発の時は損害賠償責任が発生するなど、マンション火事のリスクを無視することはできません。
参考:マンションで火事を起こしたら損害賠償はどうなる?
集合住宅として、すべての部屋がオール電化を設置。
高齢化社会ということもあり、IHであれば炎も出ませんし温度管理で自動制御管理されるため、火災回避という部分でメリットと言えるでしょう。
《ガス代の節約》
オール電化マンションはガス会社との契約は必要ありません。
ということは、使用料金はもちろんですが、基本料金の支払いがないのが魅力の1つです。
特に地方など都市ガスが整備されていないプロパンガスエリア
電気に一本化することで、暖房も冷房もすべて電気、ガス代の節約になります。
また、エコキュートであれば、日中より電気代が安くなる夜間(深夜)の時間帯にお湯を沸かすことでガス代よりも費用を抑えられる電気料金プランが活用できます。
蓄熱暖房器・蓄熱ヒーターも割安な夜間電力・深夜電力を利用しています。
《災害時の強い》
大地震が起こればインフラは被害を受けます。
ガス・水道・電気・・・。
また、ガス漏れによって爆発・火事が起こる可能性もあります。
ライフラインにおいて電気は比較的復旧が早く、オール電化マンションであれば、ガスに比べて早く復旧することは間違いありません。
ガス・水道はガス管・配管等のチェック・修理・交換・補修など復旧までに時間がかかります。
オール電化から少し離れますが、
最近、自宅に太陽光発電システムを設置・導入する人が増えてきました。
併せて蓄電池を用意することで、電気を貯めておき必要な時に電気を利用することが可能となります。
オール電化マンションには、蓄電池が設備され災害などで停電が発生した時でも、電気を使用できるマンション(エレベーターも止まらない)も多くあります。
【オール電化マンション デメリット】
オール電化は、悪い言い方をすれば電気に頼ったマンションです。
《停電時に弱い》
送電が止まれば、何の機能を持ちません。
停電に弱いのがオール電化マンションのデメリットです。
日本の電力環境は、世界トップクラスの安定感であるため、停電は滅多に起こりません。
工事等で一時的に停電になることもありますが、事前に告知がされますので停電時の準備・スケジュール調整で対応が可能です。
《電気代が割高になる場合も》
オール電化のプランによって多少差がありますが、
深夜の電気代が割安、昼間の電気代が割高が一般的です。
よって、日中家にいる家庭の時は、
今回の電気料金大幅値上げと日中在宅で電気を使用するダブルパンチ、オール電化マンションのデメリットを多大に受けることになります。
日中の電力消費削減を検討したいですね。
《湯切れの可能性:エコキュート》
オール電化マンションの特徴の1つ、
効率的にお湯を制御することでコストカットを図るエコキュートですが、
貯湯タンク内の水の量は限られています。
風呂のお湯の入れ替えなど必要以上に水を使えば、湯切れの可能性もあります。
計画的に水の利用が求められます。
補足:エコキュートが設置されている場合、長期外出時・不在時に独自で設定・メンテナンスする必要があります。
沸き上げ休止、水抜きなども設定が必要です。各メーカーの保守管理方法の確認を
《その他メリット・デメリット》
[調理器具]
ガスコンロは、使用する鍋・フライパンを選びません。
対してIHクッキングヒーターは、調理器具が限定されるため、選び方に注意が必要です。
ちなみに、IHとはインダクションヒーティング(電磁誘導加熱)、磁力線の働きで鍋自体が発熱するメカニズムです。
磁力発生コイル(誘導加熱コイル)に電流が流れると磁力線が発生し、この磁力線が金属の鍋を通る時、うず電流に変わり鍋の電気抵抗によって、発熱します。
引用:三菱電機
IHクッキングヒーターに適した専用の調理器具選びが必要となりますが、最近は、IH対応の土鍋なども増えてきました。
[掃除]
IHクッキングヒーターは、ガステーブルコンロのように”ごとく”等、凹凸がなくフラットです。
オール電化マンションが女性に喜ばれる要因の1つに、掃除が楽・メンテナンスが容易、キッチンが常にキレイにピカピカな状態を保てるところになります。
オール電化マンション、電気料金は安くならないのか?
- そもそも、なぜ、電気料金が高騰しているのか?
- 電力会社による値上げはなぜ、起きているのか?
別にオール電化マンションに限りません。
このところの電気料金値上げの大きな要因は、
ロシアによるウクライナ侵攻、ウクライナ戦争による資源高(エネルギー価格高騰)です。
原油や石炭・液化天然ガス(LNG)の輸入価格高騰(経済産業省:資源エネルギー庁)の影響です。
特に天然ガスに頼ってきた欧州は、これによって大きな打撃となっています。
日本の電気事業者も石炭、液化天然ガスを輸入に頼っているため、現状の電気料金値上げに踏み切っています。
オール電化マンションのイメージにも影響が出るか?
実は、電気料金に格差があるのをご存じですか?
九州電力は電気料金が安く、北海道電力は高い。
電気料金に地域格差が生まれています。
関西電力、中部電力、九州電力は値上げに踏み切っていませんが、
それ以外の東京電力・東北電力・北陸電力・四国電力・中国電力・沖縄電力は3割以上・多いところでは4割程度の値上げに踏み切っています。
Yahooニュース引用
それは、原子力です。
現在、再稼働済みの原発は10基。
関西電力が5基(美浜3、大飯3・4、高浜3・4)、四国電力が1基(伊方3)、九州電力が4基(玄海3・4、川内1・2)です。
原発が稼働している地域の電気料金が安定供給に加えて値上げをしていないのがポイントです。
今後、中古マンション・物件選びに関して、
- オール電化マンションを持つなら九州がおすすめ!
- オール電化マンションを買うならなら九州がおすすめ!
そんなイメージがつくかもしれません。
舵を切った欧州
そもそも、脱原発を訴えていた欧州。
温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、カーボンニュートラルを推進していました。
*太陽光発電推進もその流れです。
しかし、再生可能エネルギーによる発電が不調、輸入価格高騰の影響によって、
- 安定したエネルギー供給
- 価格の安定
のため、その欧州が原発(原子炉新設)に舵を取り始めました。
電気事業連合会
【国際】 EUにおける原子力再興の機運
日本においては、原子炉を新設する必要がありません。
十分足りています。
稼働していない原発を再開することで、電力の安定化(供給・価格:割安)が可能です。
冬場の暖房は、電気・灯油・ガスなど分散されますが、夏場のエアコンは基本的に電気です。
日本製の家電は、節電効果が高いと言っても、先進国である日本において、夏の計画停電、なんともみっともないと思いませんか?
様々な利権が絡んでいるだけに、
容易に判断できませんが、岸田総理の英断を待ちたいところです。
よくある質問
オール電化マンションは、エネルギー効率や環境性能が高いとされるため、一般的には非オール電化のマンションよりも価格が高くなる可能性があります。
しかし、物件の立地や築年数、設備の状態なども価格に影響するため、一概には言えません。
特別な手続きは基本的には必要ありませんが、オール電化の設備や機器の状態、保証・メンテナンスの情報を正確に伝えることが求められます。
設備や機器が新しく、良好な状態であれば売却価格は上がる可能性があります。
逆に古い、またはメンテナンスが不足している時は、価格が下がる可能性が考えられます。
はい、新しい設備や最新の技術を導入したオール電化マンションは、売却価格が上がる可能性が高まります。
はい、エネルギー効率や環境性能は、現代の不動産市場において重要なアピールポイントとなっています。
ただ、電気代高騰によって、前のめりは厳禁です。
はい、正確な情報提供は信頼性の向上やトラブルの回避に繋がります。メリットだけでなく、デメリットや注意点も正確に伝えることが求められます。
電気代高騰によるオール電化マンション:まとめ
現状、オール電化マンションのイメージが著しく下落しているイメージはありません。
- 物価上昇
- 電気代高騰
徐々に徐々に値上がりしていくのであれば、それに合わせた生活スタイルに変化出来るかもしれませんが、
いきなり月の出費が2万円・3万円上がれば、年間24万円・36万円の出費です。
その分、給料が増えていればいいですが、給料が上がらないインフレ傾向は周知のとおりで、この流れが続けば必然的にオール電化マンションのイメージにも影響、売却も含めえて検討・心配しなくてはならないタイミングが来るでしょう。
さらに、そこに住宅ローンの変動金利まで上がれば、今、ローン返済中の方の首を絞めるのは間違いないでしょう。
オール電化マンションが売れなくなる原因になるとは思いませんが、
その他要因(物価・金利・カントリーリスク)も含めると非常事態・破産者増ともなり得るため少し気になる電気代高騰によるオール電化マンションについて紹介しました。
マンションのことは自分には関係ないという人も、
電気自動車(EV車)市場においても、電力高騰は1つのネックとなるかもしれませんので、今後の流れを注視したいですね。
家の査定は、
不動産会社選びがポイントです。
特に、重要なことは、
- 家を高く売る方法はあるのか?
- 高額売却を実現するにはどうすればいいのか?
先に結論を言えば、
- 明確な売却プランをもって売却活動を行っている不動産会社
- 査定額以上に高ってくれる不動産会社
この2つです。
その営業エリアの社員が担当営業マンになりますが、
・新人なのか?
・有能なベテラン社員なのか?
会ってみるまで分かりません。
要するに、当たりハズレが発生します。
印象のいい担当者なら大丈夫というものでもありません。
・家が高く売れない!
・早く売れない!
これら口コミを目にしますが、その象徴です。
そこで、不動産売却エージェントの力を借り、綿密な計画を立てたいところです。
ソニーグループ:SREホールディングス株式会社(SRE Holdings Corporation:東証プライム上場企業:証券コード2980)が運営するSRE不動産です。
専属エージェントの仲介
SRE不動産は専属のエージェントを配することで、質の高いレベルの営業マンが担当に付きます。
高く早く売るためのアイデアと丁寧かつスピード感のある対応が特徴ですので、不動産売却における最適解を期待できます。
- 不動産の価値を確認・市場調査
- 売却プラン・戦略の策定
- 買主への購入後の資産シミュレーション提案
ただ売るのではなく、購入後のイメージ・メリットを買主へ提案まで気をつかい、希望価格を上回る売却の実現を目指します。
売却方法にも特徴
多くの不動産会社は、仲介手数料を独り占めするために情報開示を最小限にします。
・買主からも
両方から仲介手数料が欲しい!!
目の前に購入希望者がいても、他社の紹介の場合、仲介手数料は半分になってしまいます。
これを業界用語で両手取引・囲い込みなどと言いますが、不動産業界の悪しきしきたりが当たり前のように行われています。
補足:囲い込みが行われていても、売主からは分からず、証拠もつかめないため、非常に残念な営業マンの悪行です。
対して、SRE不動産は、
売主の不動産に関する情報を、制限することなく他の仲介会社に広く紹介し、広告掲載量の最大化に努めています。
これにより、流通市場に広くいきわたり、購入検討者の目に触れる機会が最大化されます。
- 買主までフォロー、徹底した売却戦略
- 物件情報の告知の最大化
高額売却を実現しているSRE不動産の強みが理解してもらえたと思います。
申し込み方法を紹介
申し込みは、公式サイトの無料相談フォームから送信するだけ
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中部 | 新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県 長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県 |
関西 | 大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県 奈良県、和歌山県 |
中国 四国 |
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