タワマンカーストとは?
タワマンと言っても、
同じマンション内に
- 1階の住人(実際は1階がロビーや共有スペースが多く、実際は2階)
- 最上階の住人
が存在します。
そこで起きるのがタワマンカーストです。
また、タワマンのママカーストも問題となっています。
本記事では、その階層ヒエラルキーについて
- タワマンカーストとは?
- 本当にあるの?その原因は?
- タワマン:ママカースト問題
- 対策・タワマン住まいの心得
- 失敗体験談・後悔
などについてを徹底解説します。
”タワーマンションカーストって何?” 高層階と低層階に住んでいる住民格差
皆さんの友達グループにも人間関係にそれなりに序列ありませんか?
ママ友の場合もボスと取り巻きの関係が形成され、付き合いたくないけど子供同士の付き合いもあり、切りたくても切れないという人、悩んでいる人も少なからずいます。
ここ数年、クロースアップされているタワマンにおけるカーストは、
タワーマンションにおける高層階住人(超お金持ち)と低層階住人(お金持ち)との間で生じる住民同士の格差を称した言葉です。
そもそも、たくさんの住民が1つの建物の中で生活するわけですから、それなりにトラブルはあります。
などをこれまで紹介しましたが、
これらのトラブルに関しては、問題を定義し解決することが可能です。
しかし、階層ヒエラルキーは若干、その質が変わります。
階層ヒエラルキーは、意識や見栄からくる傾向が多く異様な現象です。
タワマンカーストの種類 収入・学歴・子供のいじめまで
タワマンカーストを語るとき、階層カースト(エレベーターでマウント取られる高層階と低層階の階層カースト)がメインで語られますが、それだけではありません。
いくつかの種類を挙げると、
- 収入・年収(ブランドもの・車)
- 学歴や子供の学校
- 年齢
など。
さりげなく高級車を見せつけたり、KINOKUNIYAのエコバック(オリジナルバック)で買い物など、アピール程度で済めばいいのですが、
そこに意思疎通を求めてくると非常に厄介です。
- マンションの通常総会で、偉そうに意見をし、若い住人・低層階の住人にマウントを取る人
- 子供の習い事(ヴァイオリン・バレエ)や学校(私立の名門校)を自慢しマウントを取りに来る人
- 国産車に乗っている人を見下す人
また、タワマン1つとっても区分所有者と賃借人が1つ屋根の下に住んでいます。
持ち家と賃借の格差は、子供に影響を与える要素の1つにもなります。
「**くんの家は賃貸だから・・・」
カースト発言が子供の行動にも影響を与え、相手を傷つける・子供同士のいじめに発展することさえあります。
本当にあるの?ママカーストの話 タワマンカースト今と昔
タワーマンションで繰り広げられるママ友カーストを題材としたドラマとしてTBS系:金曜ドラマ『砂の塔〜知りすぎた隣人』がありました。
出演:菅野美穂さん・岩田剛典さん・横山めぐみさん・堀内敬子さん・ホラン千秋さん・松嶋菜々子さん
主題歌:砂の塔(THE YELLOW MONKEY)
セレブ主婦たちが作った『タワマンルール』として
- “何階に住んでるか”によってエレベーターの場所が違う(低層階用エレベーターと高層階用エレベーター)
- 小学生同士でさえも低層階の住人が高層階の人々に見下されてしまう「フロア差別」
- 一回5000円!高額すぎるが、参加しないと村八分にされてしまうという「地獄のランチ」。
- “子ども達の成長のために”という名目ながら、実は母親たちの“見栄の展示会”である「強制ハロウィン」。
また、持ち物(服装・衣装)チェック、ゴミ出しの正装義務、幼稚園の送迎バスは学費の順に並ぶなどなど。
ママ友カーストという単語が有名になりました。
マンションに住んでいる以上、それなりの接点があります。
幼稚園や保育園・小学校など違い、2年・3年・6年、我慢すれば解放されるわけでもありません。
簡単に引っ越すこともできないですし、ママカーストの中で上手に暮らしていかなければなりません。
”タワーマンションカースト”はどうして起こるの?
タワマンでも、
- 最上階の3LDKや4LDK:3億円・5億円の物件
- 2階の1LDK:5000万円の物件
かなりの開きがあります。
住んでいる人の意識も違えば、生活スタイルも違います。
この現象が発生する根本的な理由は、タワーマンションにおける居住階層がもたらす生活環境の格差にあります。
高層階に住む居住者は、優れた景観、静寂、プライバシーの確保といった利点を享受し、これが社会的ステータスの象徴ととらえられます。
一方、低層階に住む居住者は、騒音や防犯上の懸念、光の量の制限といったデメリットに直面しやすいです。
こうした物理的な差異は、居住者の間で社会経済的なステータスを意識させる要因となり、結果的にタワマン内で階層意識が生じるのです。
また、共有施設の利用や管理組合における発言権など、居住階層に起因するさまざまな社会的な力関係も形成する要因となります。
見下されているだろうなぁ~。あれマウンドだよね。
ヒエラルキーを意識するつもりはなくても、
どうしても人間は自分と他人を比較し、優位に立っているところ、劣位のところを探ってしまうものです。
階層ヒエラルキーは、そんな人の性が、
タワーマンションの階数・販売価格などの格差によって、
- 見栄を張りたい
- 優越感を感じたい
などから結果としてマウンティングの現象が起きるわけです。
逆に、見下されているだろうなぁ~。あれマウンドだよね。
ネガティブに感じてしまい、負の連鎖が生まれます。
資産価値に影響が出ている場合 以前、秀和幡ヶ谷レジデンスを紹介しました
本件とは少し違いますが、
以前、秀和幡ヶ谷レジデンスの問題を紹介しました。
- 民泊禁止は分かるが、友人を泊めるだけで罰金
- 外国人や同性愛のカップルは入居不可
- 音楽関係者はNG
- 土日祝と平日午後5時以降はヘルパーであっても業者の立ち入り禁止
- 土日の引越しNG
- ウーバーイーツ(Uber Eats)などの受け取りは1階ロビーでのみ
- 洗濯物をベランダに干すの禁止
- 玄関のチャイムをインターフォンに交換するときは管理組合指定の1種類だけ
- 風呂も決められたバランス釜以外は不可
- ユニットバスに交換しようものなら撤去要求
などなどネットには、”渋谷の北朝鮮”などと書かれる始末でした。
秀和幡ヶ谷レジデンス(マンションレビューより)の管理組合による考えられないヤバイルールによって住民・区分所有者が反旗を翻しました。
マンションカーストはある意味、無視できるものですが、管理組合の規約・ルールは無視できません。
それが当たり前のルールなってしまったら・・・・
売却や不動産投資・賃貸物件への影響・売却の必要は?
ママカーストが常識化し、ママ友内に悪しきルールができあがっている際は、
不動産売却時(賃貸募集時)の告知義務になるとは言いませんが、口コミサイトなどで広がってしまえば、いわくつきのマンションになりかねません。
売却に限らず、賃貸で人に貸す時も同様です。
*収益物件として家賃にも大きく影響するかもしれません。
表面化していない事件に発展しそうなママカーストができあがっているマンションがあるかもしれません。
1つニュースになると芋ずる式に表面化するのが今のネット社会・徐々にそのイメージが反映されていきます。
もちろん、その瞬間、資産価値大幅減となっていきます。
幸い不動産市況も悪くないので、マンションを購入した価格以上で売れるタイミングでもあります。
階層ヒエラルキーを感じている人は、
どこも当たり前だと思っていませんか?
今後のライフプランや資産価値の側面からも一度考えてみるといいと思います。
このまま住み続けるか?
売却の判断まで・・・。
売りたい!住むのは無理! おすすめ不動産査定サイト・マンション査定サービス
資産価値の確認は定期的に行いたいものです。
口コミサイトの確認も1つのポイントですが、最終的な価値は不動産査定で確認可能です。
実際の売却は苦労しますが、
不動産会社が提供している査定・一括査定サービス自体は簡単です、無料ですし何度も可能です。
不動産市況のいい現状は、住宅ローン残を上回る査定結果になる可能性が高いですが、状況が変わればオーバーローンになる場合もあります。
参考ページ:オーバーローンとは?家が売れないの?
今住んでいるマンションの価値の確認をおすすめします。
タワマン階層ヒエラルキー体験談 口コミが気になるでしょう
タワマン カーストに関しての体験談は、
一般の人が見ると何が面白いの?メリット何かある?
というものが多数を占めます。
Googleクチコミ、SNS:Xのポスト(旧Twitterのツィート)やInstagram、Facebook(ツィッターやインスタグラム、フェイスブック)などの内容を確認し、良い感想・悪い口コミ・怪しいなどを探してみました。
マンション総会で、エレベーターや駐車場のメンテナンス費用を削減できないか?
という議題で、若手の1人の不動産投資オーナーが
「別の保有しているマンションでは、*****円で行っています。」
という発言に対して、
「高齢の区分所有者が、若者は黙ってろ!
俺たちがいつも決めてるんだから」
っと
#ランキング #タワマンマウンド #総会
エレベーターでたまに会う、同世代の奥さんがいつも私の娘のことを聞いてきます。
「どこの中学校?」
「習い事は何させてるの?」
ある時、
「***中学です」
っと答えると、
「うちは@@@中学」
っと、自慢げに答えられました。
事前に、知っていながらマウントを取ってきたのは明らかでした。
#タワマンエレベーター
タワマンカーストを回避するには?
昔から
- 自慢話が多い人は少なからずいました。
- 見栄を張る人もいました。
しかし、多くの場合、それを押し付けることはなく、聞き流すことも容易でした。
学校・職場であっても、それなりにカーストは存在し、その中で世渡りしてきたと思います。
イジメであれば社会問題ですし、差別となれば人権問題になります。
マウンティング(mounting)という英単語は昔からあります。
日本において
”マウントを取る”
という単語が広がり始めたのはここ最近でしょう。
昭和時代にはあまり聞かなかったですし、総合格闘技でマウントポジションという単語を聞くくらいだったように感じます。
優位性・ポジションを取ることはビジネスでは必須かもしれませんが、カーストは無意識に階層を作り、そこに善意も悪意も感じていないのが非常に難しいところです。
さらにタワマン カーストやママ カーストが厄介なところは、
- 無視したいけど無視できない
- 1つ屋根の下・集合住宅でもあるマンション住民として付き合っていかなくていけない
ところです。
庶民感覚のある人は、
これをスルーすることが容易でしょうし、ママカーストであっても対抗心を持たず、付き合いの1つとして受け入れられるかもしれません。
ただ、タワマンに住む人の多くは、それなりの人生の成功者・裕福な人です。
少なからず、ライバルとの闘いに勝ち抜いてきた人達の集まりでもあります。
セレブと高給取りでは大きな差があったとしても、自分をよく見せることが習慣化している人たちの集まりがタワマン住民であったりします。
その人間たちが作り出したタワマンカーストを過剰に意識してしまうことで問題が大きくなり、ストレス・住み心地が悪いというイメージが生まれるのはある意味、必然的かもしれません。
そこでこの階級モデルを回避する方法ですが、
- 個人的な問題
- 周知の事実としての問題
によって、考え方が少し変わります。
タワーマンションカーストに関して、
- *階の人にマウントを取られた
- @@@さんのこと、隣の奥さんからまた聞いた
基本的に、受け流す・笑い話・ネタ的として感じるのが一番です。
しかし、
- 拗らせ住民が厄介
- マウントを取る住民に悩まされている人
などによっては、精神的にダメージを受けている・胃が痛くなるような思いをしている人もいるでしょう。
その場合、残念かもしれませんが早めに売却をおすすめします。
- 鬱などの診断書を貰い、当事者を訴えられるレベルなのか?
- マンション住民内での訴訟トラブルは資産価値の面から得策なのか?
少なからず、管理人・管理組合に苦情として、注意喚起をしてもらう所から始まりますが、当事者には響かないことが多いでしょう。
よくある質問 Q&Aをまとめてみました
タワマンは一般的に、
地上20階以上の建物(60m以上)で、都市部やその近郊の景観を一望できる場所に位置していることが多いです。
設備面では、最新のセキュリティシステム、フィットネスセンター、コンシェルジュサービスなど、居住者の快適な生活をサポートする高級アメニティが備わっていることが特徴です。
タワーマンションや高層マンションに住む人々の間で、住んでいる階数によって社会的な階級やステータスを意識する現象を指します。
一部の人々の間で階数によるステータスを意識することはあるものの、これがすべてのタワーマンション住人に当てはまるわけではありません。メディアが取り上げることで、より注目されることがあります。
一般的には、より高い階、特にペントハウスなどの上層階(上の階)がステータスが高いとされることが多いです。
個人やコミュニティによるが、一部の住人間で階数によるステータスを強く意識する場合、コミュニケーションに影響が出ることも考えられます。
マンション内のコミュニケーションや関係性に影響が出ることがある。また、自分の住む階数に対する満足度や自己評価にも影響する可能性があります。
他の国の都市部の高層マンションでも、階数や眺望によるステータスを意識する現象は存在する可能性がありますが、日本の「タワマン階層ヒエラルキー」としての認識は独特かもしれません。
他国の場合、日本に比べて日常的に差別(インド:ジャーティ)が激しいため、この可愛いレベルと認識されるかもしれません。
人々のステータス意識や社会的比較、住環境への価値観などが背景にあると考えられます。
参考ページ;マンションを取り巻く現状について(国土交通省)
富裕層が住んでるイメージが強いタワーマンション+カースト問題:記事まとめ
「タワマン階層ヒエラルキー」という現象は、タワーマンションや高層マンションに住む人々の間で、住んでいる階数によって社会的な階級やステータスを意識するという概念を指します。
特に都市部の高層マンションでは、高い階に住むことが一種のステータスとしてとらえられることがあると言われています。
しかし、この概念は一部のメディアやネット上で取り上げられることが多く、すべてのタワーマンションの住民がこのような意識を持っているわけではありません。
実際のところ、住む階数が生活の質やコミュニケーションにどれほど影響するのかは、個人の価値観や生活スタイルによるところが大きいでしょう。
富裕層のイメージが強いタワーマンション+カーストについての議論は、都市生活の中での人間関係や価値観についての興味深い洞察、今後の展開も気になるところです。