マンションの買い替えのタイミングは
- 結婚した
- 子供が誕生した
- 子供が増えた
- 転勤などの引越し
- 夫婦2人になった
などになります。
いずれも、生活環境・家庭環境が変わる人生のターニングポイントと言えます。
転勤などのやむを得ない状況もありますが、どちらかというと家庭環境の変化に対応したいという側面もあります。
今回は、
- マンション買い替えのタイミング
- マンション買い替えメリット・デメリット
- マンション買い替えは売り先行・買い先行どっちがおすすめ?
- マンション買い替えを成功させる方法
を紹介します。
マンション買い替えの勘違い
マンション買い替えについて、こんなことがありました。
5年前に都内(中央区)にマンションを購入し、その後、子供にも恵まれ小学校入学前に住み替えようか・・・・検討しだしたというもの。
彼とは、大学時代学部が同じで、今も年に一度の周期で会っている。
会うときは彼から連絡があり、都度、悩み事に対してどうしたらいいか?
相談されるのであるが、基本的にその悩みは小さいもので、彼自身も答えが出ていることが多いことから、後押ししてあげるのが私の役目みたいものであるwww。
≪子供のお受験≫
今回、彼からの相談は子供のことであった。
今年、4歳になる息子を小学受験させるか?というものであった。
この手の小学受験の判断は、基本的に奥さんの意向が強いため、その意向に寄り添う形でサポートするのが基本。
奥さんの中で受験は固まっているし彼の中でもその意思は固まっているようであった。
受験する小学校もほぼ決まっていて、そのための塾にも通わせ始めたということだった。
そこで、
- 小学校のある地域に引っ越すか?
- 今のところから通わすか?
という話になっているらしい。
小学受験であろうと中学だろうと受験というだけに全員合格するものでないため、その小学校に行くために・合格前提で引っ越すというのはリスクが高い。
闇雲にマンションを買い替えるのも本末転倒とも言えます
ただ、話を聞くと仮に受験に落ちたとしても、その地域の区立小学校に行きたいという意向でもあるとのこと。
要するに、”受験”も”引っ越す”こともホボホボ決まっているようであった。
ということで、マンション購入の話になったのである。
- 新築マンションは材料費の高騰もあって高いんだよねぇ・・・
- 中古のマンションであっても、騰がっているから今買うのどうかなぁ?!
もう少し、マンション価格が下がってから購入したほうがいいかなぁ~
っと。
実は、ここで彼に、間違っていることが1つある。
以前にも紹介した建築コスト高騰とマンション価格の関係のように、
新築マンションが高騰しているし、それを少しでも抑えるために内装費や備品のグレードを下げているのも現実です。
もちろん、都内の中古マンション価格も上がっているのが現実です。
しかし 、そこで悩む必要はないのが、マンション買い替えのパターンなのです。
今住んでいるマンションを売却して新しくマンションを購入するわけですから、
購入するマンションの価格が騰がっているかもしれませんが、
売却するマンションも騰がっているという事実を忘れてはいけません。
彼にそれを伝えたら、
そうだなぁ~、言われてみれば当たり前だよなぁ~
- どのマンションがいいのか?
- このマンションなら通学が楽だろう・・
そっちに目が行ってたので高騰していることに目が言っていたんだと。
マンション買い替えのメリット5選
マンションの買い替えとは、
現在所有しているマンションを売却し、新しいマンションを購入する行為を指します。
家族構成の変化、生活環境の向上を求める動機、資産の再配置など、さまざまな理由からこの選択が行われます。
買い替えをおこなう際には、現在のマンションの売却価格や新しいマンションの購入価格、ローンの取り扱いなど、多くの要因を考慮する必要があります。
マンション買い替えは、
- 今住んでいるマンションの「売却」
- 新しい新居の「購入」
を同時に行います。
売り方・買い方にはいろいろあり
≪先行売却≫
先に自宅を売却し、購入資金を明確にさせてから購入のステージに入る先行売却
≪先行購入≫
新居探しを先にすすめ購入物件後に、売却を進める先行購入
があります。
マンション買い替えのメリットを紹介すると
マンション買い替えのメリット:1.ライフスタイルの適応
新しいライフスタイルに合わせて住環境を更新することができます。
特に、生活スタイルや家族構成が変わった場合、今の住環境では不便さを感じることがあるかもしれません。
例えば、子供が増えた場合やリモートワークが必要になった場合、住まいの広さや間取り、設備の変更が求められることがあります。
マンションの買い替えは、このようなニーズに柔軟に対応できる方法であり、日常生活を快適にし、生活の質を向上させるための重要な選択肢です。
住み心地や日常の便利さを向上させることが可能です。
マンション買い替えのメリット:2.最新設備の利用
最新の設備や技術が導入された新しいマンションに住むことで、快適な住生活を送ることができます。
特に、現代のマンションはエコで省エネ性能が高い設備が整っており、光熱費の削減や環境への配慮が可能です。
また、防犯やセキュリティ面でも進化したシステムが導入されていることが多く、安心して暮らすことができます。
さらに、最新のスマートホーム技術を活用することで、家電や照明の自動制御など、生活を一層便利にすることができます。
マンション買い替えのメリット:3.景観の向上
窓からの景色や周囲の環境を改善することができる点も大きなメリットです。
現在の住まいが狭い通りに面している場合や、景色があまり魅力的でない場所にある場合、新しいマンションではより開けた景色や自然の景観を楽しめるかもしれません。
また、住んでいるエリアの環境が大きく変わった場合(例えば、周囲に新たな施設ができた場合など)、それに合わせて移住することで、生活の質を向上させることが可能です。
マンション買い替えのメリット:4.資産価値の維持
定期的に物件を更新することで、不動産の価値の下落を抑えることができます。
特に古いマンションや設備が古くなった物件を長期間保有すると、修繕費用や維持管理費用がかさんでしまうことがあります。
しかし、最新のマンションに買い替えることで、将来的な資産価値を維持しやすくなり、売却時にもより高い価格が期待できる場合があります。
マンション買い替えのメリット:5.住宅ローンの調整
売却益を活用し、より住宅ローンの負担を減らすことができる場合があります。
特に、不動産価格が上昇しているエリアでは、現在のマンションを売却した際に得られる利益で、新しい物件のローン負担を軽減できることがあります。
また、ライフプランに合わせて、無理のないローン設定をすることで、今後の生活を安定させることが可能になります。
マンション買い替え”3つ”のデメリット
マンションを買い替えることは、ライフスタイルや住環境を向上させるための大きな一歩ですが、その一方でいくつかのデメリットも伴います。
新しい住まいに移るための手続きや費用、さらには予想外のトラブルに直面する可能性もあります。
マンション買い替えのデメリット:手続きの多さ
新しいマンションへの移動には、多くの手続きが必要です。
購入前にはローンの審査や契約の締結、登記など、膨大な書類作業や手続きが発生します。さらに、売却手続きや引っ越しの準備も合わせて行わなければならず、時間と労力がかかります。
特に、スムーズに買い替えを進めるためには、購入と売却のタイミングをうまく調整する必要があり、その調整を行うための計画が重要です。
手続きが多いため、計画的に進めることが求められます。
マンション買い替えのデメリット:二重のローン問題
新しいマンションを購入後、古いマンションが売れるまでの間、二重にローンの負担を背負うことがあります。
物件がなかなか売れなかったり、売却に時間がかかる場合、短期間での二重ローンの支払いが必要になることがあります。
この場合、金利の負担が増加したり、返済計画に影響を及ぼす可能性があります。
特に資金に余裕がない場合、二重ローンが大きな負担となり得るため、事前に資金計画をしっかり立てることが求められます。
マンション買い替えのデメリット:市場の価格変動
不動産市場は変動が激しく、予想外の価格で売買が成立することがあります。
市場の動向によって、売却時の価格が思い通りにならない可能性があります。
特に不動産バブルの影響や景気の動向により、購入時の価格よりも低く売却せざるを得ない場合もあります。
資産価値が下がるリスクがあるため、市場の動向を十分に把握しておくことが重要です。
マンション買い替えを検討するタイミング
マンションを買い替えるタイミングは、個人のライフステージやニーズによって異なります。
家族構成の変化や、生活の質を向上させるために住環境を見直すタイミング、または市場の変動や資産価値の維持を考慮するタイミングなど、さまざまな要因があります。
マンション買い替え時の住宅ローン・住み替えローン・つなぎ融資
マンション買い替えの場合、
- お金
- タイミング
この2つが1番気になるところだと思います。
マンションの買い替えローンには、
- 住宅ローン(住み替えローン)
- つなぎ融資(つなぎローン)
大きく分けて上記の2つの種類があります。
住宅ローンが残っていても、つなぎ融資:買替えローン・住み替えローンを利用で不動産の買い替えは可能です。
多くの方がマンションの買い替えを検討する際、現在のマンションに住宅ローンが残っている状況で進めることになります。
基本的な流れとしては、
まず現在のマンションを売却し、その売却益でローンを完済した後、新たなマンションの購入に向けて住宅ローンを再契約することがスムーズですが、状況によっては異なるローンの組み方が必要です。
マンション売却しても住宅ローンを完済できない場合:住み替えローン
買い替えにおいて、マンションを売却しても住宅ローンが完済できない場合、『住み替えローン』というローンプランを利用することができます。
住み替えローンは、現在のマンションを売却した際に残るローンの残債務を新たな住宅ローンに上乗せして返済する仕組みです。
この方法で、売却した物件のローンが完済できない場合でも、新しいマンションの購入が可能となります。
マンション売却前に新しいマンションを購入する場合:つなぎ融資
購入するマンションが先に決まっているものの、まだ今住んでいるマンションが売れていない場合も多々あります。
この場合には『つなぎ融資』を利用することが一般的です。
つなぎ融資は、売却前に購入を進めるための一時的な融資で、今住んでいるマンションが売れるまでの期間をカバーします。
この融資を利用することで、物件購入に支障をきたすことなく新しい住まいに移ることができます。
参考ページ:買い替え時のつなぎ資金:ダブルローンでも大丈夫?
マンションの買い替え:売却と購入のタイミング
マンションの買い替えというだけあって、
売却と購入の2つがおこなうわけで、
- 売却してから購入したほうがいいのか?
- 購入してから売却でもいいのか?
- できれば、購入と売却は同じタイミングだとうれしいとか
いろいろ考えると思います。
冒頭で紹介した彼の場合、
都心(中央区)で5年前に購入した物件なので、市場や不動産市況によって、15%・20%くらいは上昇しています。
アンダーローンは確実で住宅ローンを返済してもキャッシュが残る計算なので、購入する物件の選択肢も広がります。
- マンションを高く売却して、少しでも安く購入
- 買い時を逃さない
この2つが実れば、最高の買い替えになるのは間違えないでしょう。
マンションの買い替えのポイント:物件選び
そのために、まずはマンションの買い替え時の物件選び。
特に、駅から距離は1分でも近い物件を選択。
同じ地域である場合、駅近マンションはまだまだ、その価値と金額がリンクしていないことが多いと感じています。
徒歩5分の物件と8分の物件が同等に扱われている現状、
資産価値として不動産を考えた場合、高齢化や車離れによって、今後よりアクセスの部分への比重は大きくなると考えられます。
もちろん、築年年数や内装、管理組合などチェックするポイントはありますのでバランスは重要ですが。
マンションの買い替えのポイント:不動産会社選び
次に、マンションの買い替え時の不動産会社選び。
中古マンションの買い替えの場合、
特に重視したいのは、購入するマンションをどれだけ安く購入できるか?ということ。
要するに、情報が重要です。
そのため、
「相場より15%安い金額まで値切ることができれば、即判を押します。」
くらいの突っ込んだ話を不動産会社にしてもいいと思います。
友人は、
「それはムチャでしょ・・・」
と言ってましたが、
不動産の売却の要因には、突然の事象(転勤・出産・ローン返済・任意売却)による売却が意外と多いのが現実です。
また、お尻が決まっている売却も少なくありません。
その場合、売主は即購入してくれるのであれば・・・ということで15%くらいの値切り交渉は決して難しくありません。
1億円であれば8500万、5000万で4250万。
また相場というものは人それぞれ受け方が違う。
売却主は不動産会社に言われた金額をベースだと考えますが、一向に内覧・申し込みがなければ不安になるものです。
傍から見れば、そろそろ売却が決まるだろうと思うことも売却主当人は不安でいっぱいだったりもする。
不動産市況が良い現状、購入した時より高い金額で売却が可能であるため、
多少、値切られても住宅ローンは完済できることが多く、最悪、トントンでもいいかぁ~
っと考える売り主も切羽詰まっている場合は少なく在りません。
さらに後押ししてくれるのが、不動産会社の営業マンです。
仲介の不動産会社は、物件を売買した仲介手数料で成り立っています。
マンション買い替えは、売りでも買いでも仲介できる最高のシチュエーションです。
買い替え主からは仮に売り+買いで通常6%を3%の手数料のみにディスカウントしたとしても、
- 新たな買主から3%
- 引越し先の物件の売主から3%
無視できない仲介業務となります。
マンション買い替えの体験談・口コミ
マンション買い替えを検討している人が気になるのは、
マンション買い替えを行った人の口コミや体験談だと思います。
インターネット、Googleクチコミ、SNS:X(旧Twitter)やInstagram、Facebook(ツィッターやインスタグラム、フェイスブック)などを確認してみました。
10年間暮らしたマンションに愛着がなかったといえば嘘になりますが、ご近所の騒音問題などもありマンション買い替えをする事にしました。
住宅ローンがまだ残っていましたが、高く売ることが出来たので失敗なく・残債が残る事もなく新しいマンションに引っ越すことが出来て良かったです。
査定をしてもらった時にかなりいい値段をつけてもらえたのもあり、マンション買い替えに踏み切る事が出来ました。
残債が残るのであれば、買い替えを迷ったとは思いますが、残債が残る事もなく、少しお釣りが来たくらいでしたので、新しいマンションの頭金にもが出来て良かったです。
トラブル続きのマンションで暮らし続けるくらいであれば、早く手放した方が心がスッキリします。
子供が大きくなってきて子育て環境の整った地域に引越したいと考え始めましたが、ネックとなったのが購入したマンションでした。
新たに購入する費用のことを考えるとできるだけ高く売りたいと思って一括査定を利用にし、その中で1番高額売却の行えるところを選んでマンション買い替えを成功させました。
高く売れたことももちろん大きな収獲ですが、それ以外にも売却に関する税金や法律などについて詳しくアドバイスをもらえたことも非常に大きなメリットだと感じました。
売却はしたいけれど税金のことをまったく知らない状態でしたので、不動産会社から無料でアドバイスをもらえたことは安心して売却につながって非常に助かりました。
友人は早速、
今住んでいるマンションの相場確認として不動産一括査定を行い、また、マンション選びも本格的に始めたらしい。
彼の場合、細かい話をすると5年前に6000万で2LDKのマンションを中央区に購入しているので、安く見積もっても8500万くらいで売却が可能だろう。
3000万控除も適用可能なので住宅ローンは余裕で返せるし、かなりのお釣りも残る。
8000万円の程度のマンションを7000万くらいで有利に購入がすすめば、最高の結果となるだろう。
マンション買い替え時のよくある質問
マンション買い替え時の疑問・悩み・不安においてよくある質問・Q&Aを公式サイトから抜粋し紹介します。
よくある質問詳細はコチラマンション買い替え;記事まとめ
マンションの買い替えは、家族構成の変化や資産価値の変動、生活環境のニーズなど、さまざまな要因から検討されるものです。
成功のためには、現在のマンションの市場価格の調査や、新しいマンションのローン計画、さらには専門家との適切な連携が不可欠です。
特に、資金計画や市場の動向をしっかりと把握することが、買い替えをスムーズに進める上での鍵となります。
買い替えを検討する際は、これらのポイントをしっかりと考慮し、慎重な判断を下すことが求められます。
ソニーグループのSRE不動産は、
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*大手6社一括査定サイト”すまいValue”を紹介します
買い替えのタイミング:子供の誕生
新しい家族の成員が増えることで、今の住まいが手狭に感じられるようになることがあります。子供部屋や遊び場を確保したいと考える家庭も多いでしょう。
子供が成長し、家を出て行くことで、大きな住まいが不要になる場合があります。このような時、ダウンサイジングを検討する家庭も増えてきます。
親が高齢になり、同居を考える場合、バリアフリーな住まいや、より広いスペースが必要となることが考えられます。