戸籍の附票
マンション売却をすると、
必要書類として不動産会社から提出書類を求められます。
売買契約時の必要書類として、
以下のようなものが必要となります。
- 【売買契約に必要な書類】
□登記識別情報通知(または登記済権利証)
□印鑑証明書(発行日より3ヶ月以内のもの)
□ご実印
□本人確認できる書類
□設備表
□物件状況等報告書 - 【売買契約に必要な書類】
□登記識別情報通知(または登記済権利書)
□印鑑証明書(発行日より3ヵ月以内)
□戸籍の附票
□本人確認できる書類
□実印
□設備表
□物件状況等報告書 - 【売買契約に必要な書類】
□登記識別情報通知(または登記済権利書)
□印鑑証明書(発行日より3ヵ月以内)
□住民票
□本人確認できる書類
□実印
□設備表
□物件状況等報告書
とか
とか
などなど、
売主の状況によって、その都度、若干必要書類が変わります。
- 戸籍の附票って何?
- 戸籍の附票は何で必要なの?
- そもとも戸籍謄本・戸籍抄本とって何?
- 住民票と何が違うの?
について紹介したいと思います。
戸籍の附票とは?戸籍とは?住民票とは?
- そもそも、戸籍って何?
- 住民票と何が違うの?
戸籍謄本(戸籍抄本)と住民票の違いを紹介すると難しい表現で言えば
- 戸籍とは、戸と呼ばれる家族集団単位で国民を登録する目的で作成される公文書。
- 住民票とは、日本において市町村と特別区で作成される住民に関する記録。
- 戸籍は、家族になってからの経緯
- 住民票は、前住所、現住所、転出先の住所の証明
みたいなものです。
要するに、戸籍謄本と住民票の違いは、
住民票が直近にどこに誰と居住していたかの確認に限定されますが、戸籍は、家族の証明、過去の引越しの履歴などまで網羅しているのです。
戸籍謄本:すべての人の情報が記載
戸籍抄本:請求した人のみの情報が記載
になります。
戸籍が作られてから、現在に至るまでの住所が記録されているものです。
結婚すると今まで入っていた親の戸籍から独立して新しく夫婦の戸籍を作ります。
結婚して
- 賃貸マンションに住み
- 分譲マンションを購入
- 子供が増えて、マンションを買い替え
- 転勤で地方に引越し
- 都心に老後も戻る
などの過去の引越し履歴を証明するものが戸籍の附票ものになります。
《戸籍の附票の歴史》
マンション売却時の戸籍の附票の必要性
では、冒頭で紹介した戸籍の附票、マンション売却・売買契約時に何のために必要なのでしょうか?
売買契約時、購入時の住所(売主の登記上の住所)から現住所に至るまでの住所履歴が必要となります。
- 今住んでいるマンションを売却するのであれば、免許書・パスポートなど本人確認ができる書類で確認が取れます。
- 1回引越しをいているのであれば、住民票を取れば前住所が記述されていますのでそれで確認できます。
- しかし 、複数回引越している場合、その引越しの履歴が住民票だけでは確認できません。
そこで、過去の履歴を証明するのが戸籍の附票です。
同様に扱われる”住民票の除票”というものがあります。
市や区を跨ぐと住民登録が抹消されます、その住民票を住民票の除票と言います。
たとえば、
千代田区に住み、中央区に引越し、今、港区に住んでいる場合、3区を跨いでいます。
この場合、
今住んでいる港区で住民票を取れば現住所が港区、前住所が中央区ということが確認できます。
中央区で住民票の除票を取れば、千代田区が前住所ということが確認できるので、これで引越し・住所履歴の確認が取れます。
しかし 、保存期間が5年なので5年以上経ってからの売却の場合、住民票の除票では確認が取れません。
その時は、戸籍の附票で確認することになります。
戸籍の附票はどこで取るの?取得・申請するには
戸籍の附票の取得における申請方法は
区役所・市役所・出張所によって違いますが、一般的に
- 窓口での請求
- 郵送での請求
- コンビに交付
などの形で請求が可能です。
請求先
戸籍の附票の取得に関しては、本籍が置いてある市区町村である必要があります。
よって、今住んでいる街(市区町村)では請求できません。
もし、本籍地が分からないのであれば、住民票を請求することで確認することができます。
本籍地を記載・省略がありますので”記載”を選択することで、確認可能です。
必要書類
- 本人確認書類(運転免許証・パスポート・マイナンバーカードなど)
- 戸籍証明書等請求書・戸籍の附票の写し等交付申請書
- 印鑑
- 手数料
*1通あたりの手数料は300円前後になりますので、各区役所・市役所・出張所等に確認ください。
よくある質問
戸籍の附票には、戸籍の主簿に記載されていない変更履歴や特定の事実を証明する情報が記載されています。
結婚や離婚、相続などの法的手続きの際に、証明資料として必要とされることが多いです。
戸籍謄本は家族の基本的な情報を記録するもので、附票はそれを補完する形での追加情報や変更履歴を記録するものです。
一部の自治体ではオンラインでの取得サービスを提供している場合がありますが、全ての自治体で提供されているわけではありません。具体的なサービス内容は、各市区町村のホームページで確認してください。
戸籍の附票:まとめ
今回は、住んでいるマンションを売却する時は、基本的に必要としない、
滅多にお目にかかれない戸籍の附票について紹介しました。
最近は、郵送や場所によってはコンビに受け取りもできますので便利になりましたが、その位置づけは少し複雑ですね。