新コロナウイルスによる自粛によって、
社会環境・生活習慣がガラッとわかりました。
多くの経済が一時的にとまり、それに合わせて会社の業績にも響いてきそうな状況です。
入ってくる予定のお金(給与)が止まれば、それまで順調だった返済が難しくなるのは当たり前です。
住宅ローンを抱えている人にとって、
今回のコロナで、影響を受けている人も少なくありません。
以前、住宅金融支援機構がだしている住宅ローンの返済特例を紹介しました。
今回のその住宅ローンの返済特例の中の1つである、”シルバー返済特例(満70歳以上)”について紹介します。
各金融機関(銀行・信金等)に相談が可能なので、70歳以上方は検討の余地があると思います。
住宅ローンの返済特例
シルバー返済特例の前に、住宅ローンの返済特例を簡単に紹介すると
住宅ローンの返済が難しくなった人の一時的な措置として
- 毎月の返済額を見直す
- 一時的に返済額を減額する
- ボーナス返済の取りやめ
などがあります。
- 1年間金利だけでの返済
- 毎月の返済額が2万円減額
が実現できれば、今までどおりに生活できる・生活が守られることでしょう。
シルバー返済特例とは?
シルバー返済特例とは、70歳以上の方限定の特例で
今後の毎月の支払を利息のみとし、債務者全員が亡くなったときに、ご自宅の売却によって残債務(残元金及び利息等)を一括して返済する返済方法です。
要するに
毎月の返済が7万円の場合、その中の利息分は金利などによって変わりますが、1万・2万円程度だと思います。
シルバー返済特例の適用を受けることが可能であれば、
毎月の返済が一気に減額されるため、一定以上の生活が維持できることでしょう。
また、
債務者全員が亡くなり、家の売却により債務が一部残った場合は、その残った部分について相続人への請求されないため、これは大きなメリットと言えると思います。
- 元金残高は減るわけではありません。
- 家を売却しないことも可能ですが、その場合は残債務を買い取る必要があります。
- そして重要なのが審査があります。
要するに、
審査に通りやすい準備が重要ということです。
シルバー返済特例を通すためには
シルバー返済特例に関して、以下の条件をクリアしている必要があります。
主な利用条件
- 制度利用時点で満70歳以上であること。
- 現に融資住宅に居住し、今後も居住を継続する予定であること。
- 返済を開始してから20年以上経過していること。
- 土地と建物に機構の抵当権が設定されていること。
- 現在遅れなくご返済いただいていること。
- 一定の収入基準を満たすこと
などがありますが、今までまじめに住宅ローンを返済し続けた人であれば、それほど難しくないハードルだと思います。
今、確認しておきたいこと
住宅ローン問題は、基本的にスピード感が大切です。
シルバー返済特例とは言っても一定の審査があります。
そのため最低限の準備を行う必要があります。
金融機関に相談に行く前の準備
今回のシルバー返済特例、相談にいえば、融資担当者が全てを叶えてくれるわけではありません。
事前に、今回の交渉に対してどこまで真剣に考えているのか?
- 今のローン状況をしっかり把握しているか?
- 家の価値(近隣相場)を認識しているか?
この2つくらいは、
担当者に聞かれたときに、即答えられるようにしておきたいところです。
あなたの誠意、嘘・虚偽のない報告は、担当者への印象も良くなります。
①今の住宅ローン残額
住宅ローン残額は、毎年、金融機関から送られてくる「返済のお知らせ」等の書類・ハガキで
- 返済金額
- 元本部分
- 金利部分
- 返済後の残高
が確認できます。
もし手元にない場合は、金融機関に電話をして確認しておきましょう。
②家の価値を把握
当たり前ですが、
家を購入した時の金額と現状では、家の価値は変わります。
担当者も行いますが、お互いの認識が違うと深く突っ込んだ話に発展しません。
不動産相場に詳しくない人はこちらで確認するといいと思います。
シルバー返済特例の活用:まとめ
条件が70歳以上と限定的な特例ですが、
毎月の返済が減るため、老後資金の圧迫を防ぐことが可能です。
もし、住宅ローンの返済に暗雲が立ち込めたら、相談に行くといいと思います。
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