家を建てる 結婚前
結婚前に家を建てることを考えている人も少なくありません。
新婚生活を新築の家でスタートできるという魅力がありますが、一方で、経済的な負担やライフスタイルの変化に対応するリスクもあります。
また、金融機関の審査や住宅ローンの返済など、考慮すべき要素は多いと言えます。
この記事では、
結婚前・入籍前のマイホームとして
- 結婚前に家を建てるメリットとデメリット
- 住宅ローンを組む際の注意点
- 立地や間取りに関する意見の違い
- 結婚前に購入した家の扱い
- 再婚時・離婚時の家の取り扱い
また、結婚前の家購入を検討している方へのアドバイスについて詳しく解説します。
結婚前に購入した家の扱い
結婚前に家を購入した場合、
資産の考え方が、結婚後の家の購入と大きく変わります。
結婚前に家を建てることについて考えて多くの人は、
メリット・デメリットはもちろんですが、その先のリスク管理のことを気にかけていると思います。
- 離婚したらどうなるのか?
- 再婚したラどうなるのか?
- 財産分与はどうなるのか?
また、売却の意思決定など・・。
そこで、結婚前に購入した家の扱いについて纏めました。
《結婚後の財産分与》
結婚後に家を建てた場合、その家は夫婦共有の財産となります。
しかし、結婚前に家を建てた場合、その家は建てた人(契約者)の個人財産となります。
そのため、離婚するとなった場合、結婚前に建てた家の扱いは、財産分与の対象外となります。
これは、結婚前に家を建てることを考える際に考慮すべき重要なポイントです。
よって専業主婦(妻)であっても、結婚”後”に家を建てた時は、2分の1の権利が妻にも発生します。
しかし、結婚前に所有している不動産の場合、夫婦で築いた財産に数えられません。
*結婚後にリフォームやリノベーションを行った場合、その分のみ対象となる場合があります
《離婚時の家の処理》
離婚時の家の処理は、結婚前に家を建てたかどうかによって異なります。
結婚前に家を建てた場合、その家は建てた人の個人財産となるため、離婚時には契約者がその家を引き続き所有することになります。
一方、結婚後に家を建てた場合、その家は夫婦共有の財産となるため、離婚時には財産分与の対象となります。
参考ページ:財産分与時の不動産売却
《再婚時の家の取り扱い》
再婚時の家の取り扱いも、
再婚前に家を建てた場合、その家は再婚後も建てた人の個人財産となります。
結婚前に家を建てるメリット・デメリット
結婚をし、家族が増え、仕事も安定し、手狭になったタイミングで家の建設やマンション購入を考える人が一般的かもしれません。
しかし、家を建てるシチュエーションはそれだけではありません。
その1つが、結婚前の家を建てる選択です。
では、そこにどんなメリット・デメリットがあるのでしょうか?
《経済的な安定感》
結婚前に家を建てることで得られる最大のメリットの一つが、経済的な安定感です。
新築の家を手に入れることで、毎月の家賃の支払いがなくなり、住宅ローンの返済だけに集中できます。
また、自分の家を持つことで、将来的な資産価値の上昇も見込むことができます。
これらは、経済的な安定感を感じるための大きな要素となります。
《パートナーとの同棲》
結婚前に一緒に住むことで、パートナーとの同棲を試すことが出来ます。
新婚生活のスムーズなスタートにとって非常に重要な要素となります。
一緒に生活を始めると、思わぬトラブルや意見の違いが出てきます。
結婚前に一緒に住むことで、これらの問題を早期に発見し、解決することができます。
《新婚生活のスムーズなスタート》
結婚前に家を建てることで、新婚生活をスムーズにスタートできます。
新婚生活は結婚準備・披露宴などバタバタします。
新婚旅行から帰ってきたときに、住み慣れた家で新生活を始めることができるのは、新婚生活のスタートにとって大きなメリットです。
《自分たちのライフスタイルに合った家づくり》
結婚前に家を建てることで、自分たちのライフスタイルに合った家づくりが可能になります。
自分たちの好みや生活スタイルに合わせて間取りを選ぶことができ、自分たちだけの理想の家を建てることができます。
金融機関の審査
結婚前に家を建てる場合、金融機関の審査が厳しくなることがあります。
一人の収入だけで審査が行われるため、ローンの借入れ額に制限が出る可能性があります。
そのため、事前に金融機関の審査基準を確認し、必要な準備をしておくことが重要です。
ライフスタイルの変化への対応
結婚後、ライフスタイルが大きく変わる可能性があります。
離婚・転勤や子どもの誕生など、予期しないライフイベントが起こることもあります。
そのため、結婚前に家を建てる時は、これらのライフスタイルの変化に対応できるような家づくりを心がけることが重要です。
結婚前の段階での家の維持費
結婚前に家を建てると、頭金・手付金などで貯金が減ります。
更に家の維持費も発生します。
固定資産税や修繕費など、家を持つことで発生する出費・費用を考慮に入れる必要があります。
パートナーとの意見の違い
結婚前に家を建てる場合、パートナーとの意見の違いが出てくることがあります。
立地や間取りなど、家づくりに関する意見は人それぞれです。
そのため、パートナーとの意見の違いを尊重し、ともに最適な解決策を見つけることが重要です。
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家を建てる・購入する時は、不動産のプロへの相談は不可欠です。
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また、家を購入(マンション・戸建て)する場合、仲介手数料も発生します。
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住宅ローンを組む際の注意点
基本的に、結婚前だろうと結婚後だろうと住宅ローンの審査は同じです。
ただ結婚前・結婚後で若干変わる、融資担当者の判断について触れてみたいと思います。
- 収入合算
結婚後の家の購入は夫婦の収入を合算して住宅ローンの審査が行われます。
しかし、結婚前に家を購入する時は、一人の収入だけで審査が行われます。
そのため、ローンの借入れ額に制限が出る可能性があります。 - 金融機関の選択
金融機関によって、住宅ローンの利用条件は異なります。
利用可能な金額や返済期間、金利などを比較し、自分のライフプランに最適な金融機関を選ぶことが重要です。 - 金利と返済期間
金利や返済期間も、金融機関によって異なります。
長期的な視点で考え、自分の経済状況に合った金利(変動金利・固定金利)や返済期間を選ぶことが重要です。
参考ページ:住宅ローンは変動金利・固定金利どっちがいいの? - 金融機関の審査基準
金融機関によっては、審査基準が変わります。
そのため、複数の金融機関から情報を集め、自分にとって最適な金融機関を選ぶことが重要です。
結婚前の家購入を検討しているパートナー(彼氏)へのアドバイス
家を建てる判断は、
人生で一番大きな買い物であり、何千万円もの借金をするため、慎重に考える必要があります。
仮に、結婚前であっても結婚を決意しているのであれば、少なからず一人で意思決定するのはおすすめしません。
そこで、結婚前の家購入を検討している方へのアドバイスをまとめました。
- 相手との将来プランを共有
家を購入する前に、相手との将来プランを共有することが重要です。
家の購入が二人の将来にとって最適な選択であるかを確認することができます。 - パートナーとの意見の違いを尊重する
家を購入する際、立地や間取りについての意見がパートナーと異なる場合があります。
その場合、どのように意見の違いを解決するのか、事前に話し合っておくことが重要です。 - 家の購入や建築を二人で決める
家の購入や建築は、二人の生活に大きな影響を与えます。
そのため、これらの決定は二人でおこなうことが重要です。 - 金融機関の選択
金融機関の選択は、家を購入する際の重要な要素です。
利用可能な金額や返済期間、金利などを比較し、自分のライフプランに最適な金融機関を選ぶことが重要です。
結婚前に家を建てた方の口コミ・体験談
家を建てることは人生でも大きなイベントです。
結婚前に家を建てるということは、その後の人生設計を考慮して判断することが重要です。
子供が1人、2人、3人、それ以上、笑顔が絶えない家庭をイメージしている場合、少なからず間取りもそれを意識したものにする必要があります。
そこで、気になるのが、実際に結婚前に家を建てた方の口コミや体験談だと思います。
そこで、インターネットやSNSから体験談・口コミを紹介します。
私たちは結婚前に家を建てました。
最初は金融機関の審査が心配でしたが、しっかりと準備をして臨んだので、無事に住宅ローンを組むことができました。
新婚生活を新築の家でスタートできたことは、私たちにとって大きな喜びでした
私たちは結婚前に家を建て、その後すぐに子どもが生まれました。
家を建てる際に子どものことを考えて間取りを選んだので、子どもが生まれても生活に大きなストレスはありませんでした。
しかし、子どもが生まれると生活費が増えるので、それを考慮に入れて住宅ローンの返済計画を立てることをおすすめします。
私たちは結婚前にマンションを購入しました。
しかし、結婚後に転勤が決まり、購入したマンションを売却することになりました。
結婚前に家を購入する際は、将来的なライフイベントを考慮に入れることが重要だと感じました。
関連公式サイト
国土交通省のウェブサイト
省エネ住宅 | 家庭向け省エネ関連情報:経済産業省
結婚に関する意識:厚生労働省
結婚前に家を建てる時のよくある質問・Q&A
結婚前に家を建てる時の疑問・悩み・不安においてよくある質問・Q&Aを公式サイトから抜粋し紹介します。
よくある質問詳細はコチラ
結婚前に家を建てる:まとめ
結婚前に家を建てることは、一見魅力的に見えますが、多くの要素を考慮する必要があります。
経済的な安定性、金融機関の審査、リスク管理、そしてパートナーとの意見の違いなど、これらすべてが重要な要素となります。
また、結婚後のライフイベント、特に転勤や子どもの誕生などにより、ライフスタイルが大きく変わる可能性も考慮する必要があります。
結婚前に家を建てる決定は、二人の将来に大きな影響を与えます。
そのため、十分な情報を集め、慎重に考えることが重要です。
この記事が、結婚前に家を建てることを考えているあなたにとって、有益な情報となることを願っています。
また、実際に結婚前に家を建てた3人の体験談を通じて、具体的なイメージを持つことができます。
それぞれの体験談は、結婚前に家を建てることのリアルな側面を描き出しています。
それぞれの経験から学べることは多く、あなた自身の決定を後押しすることでしょう。
しかし、3組に1組が離婚している時代ですから、万が一の時の資産管理を考えることも重要でしょう。
離婚時に家の半分を持っていかれるなら、”結婚前に資産を確保(家を建てる)”と考える人もいるかもしれません。
家を建てるなら結婚してから(籍を入れてから)にしてもらわないと、離婚時に財産分与の対象がにならなくなってしまうと考えることもできるでしょう。