- 最近、乾きが悪い、生乾きが気になる
- ドラム式洗濯機の乾燥トラブルの原因とは
- 洗濯槽クリーニング業者選びのポイント
*洗濯槽クリーニング業者は、全て同じクリーニングをするわけではない - 洗濯槽クリーニングを試してみた結果
業者選びで失敗すると、クリーニング費用+メーカーの修理で10万円以上の出費になる可能性があります。
*ちなみに、エラーコードが出る場合、クリーニング業者ではなく、メーカーへの問い合わせの方が、安く済みます。
機器の交換とごみ等の回収を一緒に行ってくれますので。
ドラム式洗濯機、洗濯槽クリーニングのきっかけ
「最近、洗濯物の生乾きが気になるんだよね…」
そう感じるようになったのは、この数ヶ月のこと。
エラーが出るわけじゃない。
乾燥時間を少し長くすれば、なんとか乾く。
だから、見て見ぬふりをしていた。
でも、このドラム式洗濯機を購入して早3年。
自分で掃除できる乾燥フィルターや洗剤自動投入部、糸くずフィルターの手入れは欠かさない。
それでも、奥の方にはきっと、目に見えない汚れが蓄積しているんだろうなという予感があった。
(もしかして、これが乾燥の悪さの原因…?)
そう思うようになったのは、気のせいじゃないはず。
そろそろ、プロの力を借りてしっかり内部を綺麗にしてもらう時期なのかもしれない――。
そこで、長年気になっていた洗濯槽の汚れを一掃し、あの頃の乾燥力を取り戻すべく、ついにプロの洗濯槽クリーニングを依頼することにしました。
しかし、いざ業者を探し始めると、たくさんの選択肢があってどこを選べば良いか迷ってしまうもの。
そこで、私が実際に洗濯槽クリーニング業者を選ぶ際に重視したポイントを、皆さんの参考になればと思いご紹介します。
実際のクリーニングのアフタービフォーの写真を紹介しながら、その重要性を説明していきます。
洗濯機の乾燥性能や洗浄効果を最大化するために、業者選びの際に気をつけるべきポイントを具体的にお伝えいたします。
ドラム式洗濯機クリーニング業者は、全て同じクリーニングをするわけではない
意外かもしれませんが、洗濯槽クリーニングと一口に言っても、その内容は業者によって大きく異なります。
特に、安さを売りにしている業者の中には、洗濯槽の洗浄のみを行うところも少なくありません。
もし、あなたが
「最近、洗濯物の乾きが悪い」
「生乾きが気になる」
といった乾燥トラブルの解消を目的としているのであれば、
洗濯槽だけのクリーニングでは不十分な可能性が高いです。
なぜなら、乾燥不良の根本的な原因は、洗濯槽だけでなく、乾燥ユニット(ヒートポンプ)の汚れにある場合が多いからです。
そのため、業者を選ぶ際には、乾燥ユニットの洗浄もメニューに含まれているかを必ず確認する必要があります。
さらに、見落としがちなのが排水周り(排水口)の洗浄です。
ここに繊維くずなどが詰まっていると、排水がスムーズに行われず、結果的に洗濯物の生乾きや悪臭の原因になることがあります。
したがって、排水周りの洗浄も行ってくれる業者を選ぶことが、快適な洗濯環境を取り戻すためには重要なポイントとなります。
よく「洗濯槽を分解して洗浄するかどうか」が話題になりますが、
実はこれは洗濯機の機種によって異なり、そもそも分解できない機種も存在します。
そのため、「洗濯槽を外す・外さない」に固執するのではなく、乾燥ユニットや排水周りを含めたトータルなクリーニングを提供してくれる業者を選ぶことが、乾燥トラブルの解決への近道と言えるでしょう。
乾燥ユニット(ヒートポンプ)とは?
ドラム式洗濯機の乾燥機能の心臓部とも言えるのが「乾燥ユニット」、一般的に「ヒートポンプ」と呼ばれる部分です。
このユニットは、温かい風を洗濯槽に送り込み、洗濯物から水分を効率的に蒸発させる役割を担っています。
従来の電気ヒーター式の乾燥方式と比べて、ヒートポンプ式は低温で乾燥させるため、衣類へのダメージが少なく、消費電力も抑えられるというメリットがあります。
しかし、空気中の水分を取り込む構造上、内部にホコリや洗剤カスなどの汚れが蓄積しやすいという側面も持っています。
排水周り(排水口)とは?
洗濯機における「排水周り」とは、洗濯槽から排出された汚れた水が、最終的に家の排水管へと流れ出るまでの経路全体を指します。
具体的には、洗濯機本体の排水口から始まり、排水ホース、そして排水トラップなどを含む部分です。
洗濯の過程で発生する糸くずや洗剤カス、小さなゴミなどは、排水とともにこの排水経路を通って排出されます。
しかし、これらの汚れが完全に流れ去らず、排水ホースの内側や排水口、排水トラップなどに徐々に蓄積していくことがあります。
特に、糸くずフィルターで取りきれなかった微細な繊維くずは、排水ホースの内壁にこびりつきやすく、時間の経過とともに排水の流れを悪くする原因となります。
また、洗剤カスは粘着性があるため、これらの繊維くずをさらに絡め取り、詰まりを悪化させる可能性があります。
排水経路が詰まってしまうと、以下のようなトラブルを引き起こすことがあります。
- 排水不良
洗濯や脱水時に排水がスムーズに行われず、時間がかかったり、洗濯槽内に水が残ったりする。 - 異臭の発生
蓄積した汚れが腐敗し、嫌な臭いの原因となる。この臭いが洗濯物に移ってしまうことも。 - 生乾きの原因
排水が滞ることで、洗濯物の脱水が不十分になり、結果的に乾きが悪くなる。
もし洗濯槽をどんなに綺麗にクリーニングしても、この排水周りが汚れたまま詰まっている状態では、せっかく綺麗になった洗濯槽からの排水がスムーズに行われず、生乾きや悪臭といった問題が再発する可能性があります。
そのため、洗濯槽クリーニングを依頼する際には、この排水周り(排水口)の洗浄も不可欠な要素として考慮し、しっかりと対応してくれる業者を選ぶことが、真の意味で洗濯機を清潔に保ち、快適な洗濯環境を取り戻すための重要なポイントと言えるでしょう。
実際にドラム式洗濯機クリーニングしたアフタービフォー
正直、プロの洗濯槽クリーニングを依頼する前は、半信半疑な気持ちがありました。
自分でできる範囲の掃除はしてきたつもりでしたが、長年の使用で蓄積した汚れは、想像以上だったのかもしれません。
クリーニング当日、作業を見ていると、奥の方から黒い汚れがどんどん出てくるのを見て、改めてプロにお願いして良かったと感じました。
そして、クリーニング後の洗濯機は、まるで新品のように見違えるほど綺麗になっただけでなく、乾燥効率も元通りになりました。
ドラム式洗濯機クリーニングのおすすめ業者:”おそうじ本舗”
おそうじ本舗は、エアコンクリーニング、浴室クリーニング、洗濯機クリーニング、キッチンクリーニングなど、専門的なクリーニングサービスを提供する信頼のブランドです。
洗濯機のクリーニングでは、普段手が届かない部分までしっかりと洗浄し、洗濯機の性能を最大限に引き出します。
清潔で快適な生活空間を作るために、おそうじ本舗のプロフェッショナルなサービスをぜひご利用ください。
・ドラム式洗濯機クリーニング:18,700 円(税込)
・完全分解洗浄1台 +19,800 円(税込)
が基本料金になり、エリアや状況によって変わりますので、まずは見積もり依頼をオススメします。
⇒おそうじ本舗に見積もりを依頼する
関連ページ:買い替えも選択肢の1つ
洗濯機の寿命は一般的に7~10年程度と言われています。
長年使用している洗濯機が故障した場合、修理費用が高額になることも少なくありません。
また、いざ処分しようとすると、洗濯機は家電リサイクル法の対象となるため、リサイクル料金と収集運搬料金が発生し、予期せぬ出費となることがあります。
そのため、洗濯機の故障や不調を感じた際には、クリーニングだけでなく、思い切って新しい洗濯機への買い替えを検討することも賢明な選択肢の一つと言えるでしょう。
そんな時におすすめなのが、洗濯機の高価買取を行っている「錬金堂」です。
「錬金堂」は、家電製品をはじめとする様々な商品の買取を行っており、洗濯機の買取にも力を入れています。
まだ使える洗濯機であれば、リサイクルに出すよりもお得に手放せる可能性があります。
ドラム式洗濯機クリーニングの重要性と効果
毎日使う洗濯機。洗剤や柔軟剤を使っているから綺麗に見えても、実は洗濯槽の裏側や見えない内部には、水垢、洗剤カス、そして黒カビなどの汚れが蓄積していきます。
これらの汚れは、放置すると洗濯物の嫌な臭いやアレルギーの原因になるだけでなく、洗濯機の性能低下にも繋がる可能性があります。
1.洗濯物の嫌な臭いを解消し、清潔な仕上がりに
長期間使用していると、洗濯槽の裏側に繁殖したカビや雑菌が、洗濯物に嫌な臭いを移してしまうことがあります。
特に梅雨時期や部屋干しの際に、その臭いが気になりやすくなります。
また、見た目には分からなくても、これらの菌がアレルギーの原因になることも懸念されます。
洗濯槽クリーニングによって、これらの臭いの原因となるカビや雑菌を徹底的に除去することができます。
その結果、洗濯物は本来の清潔な状態に戻り、嫌な臭いから解放されます。
洗い上がりの衣類が爽やかな香りを保ち、気持ちよく着用できるようになります。
特に小さなお子さんや肌の弱い方がいるご家庭では、衛生的な洗濯環境を保つために非常に重要です。
2.洗濯機の洗浄力と乾燥機能を回復させる
洗濯槽内部の汚れは、洗濯水の流れを阻害したり、洗剤の溶解を妨げたりすることで、洗濯機の洗浄力を低下させる可能性があります。
また、乾燥ユニットに汚れが蓄積すると、温風の効率が悪くなり、乾燥時間が長くなったり、生乾きの原因になったりします。
プロのクリーニングによって、洗濯槽だけでなく、乾燥ユニットや排水経路に蓄積した汚れも除去することで、洗濯機本来の洗浄力と乾燥機能が回復します。
洗濯時間が短縮され、衣類をしっかりと乾燥させることができるようになるため、電気代の節約にも繋がります。また、洗濯機の寿命を延ばすことにも貢献します。
3.アレルギーや皮膚トラブルのリスクを軽減
洗濯槽に繁殖したカビや雑菌は、アトピー性皮膚炎などのアレルギー症状を悪化させる可能性があります。
特に、目に見えない黒カビの胞子は、洗濯中に衣類に付着し、肌への刺激となることがあります。
定期的な洗濯槽クリーニングは、これらのアレルゲンとなる物質を徹底的に除去し、アレルギーや皮膚トラブルのリスクを軽減します。
特に、小さなお子さんや肌の弱い方がいるご家庭では、清潔な洗濯環境を維持することが、健康を守る上で非常に重要です。
4.洗濯槽の寿命を延ばし、長期的なコストを削減
洗濯槽内部の汚れを放置すると、サビや故障の原因となることがあります。
無理な負荷がかかることで、本来よりも早く洗濯機の寿命を迎えてしまう可能性も否定できません。
定期的な洗濯槽クリーニングは、洗濯機を常に最適な状態に保ち、不要な負担を減らすことで、洗濯機の寿命を延ばすことに繋がります。
長期的に見れば、買い替えの頻度を減らすことができ、コスト削減にも貢献します。
また、常に清潔な状態で使用することで、より快適な洗濯ライフを送ることができます。
ドラム式洗濯機のクリーニング:業者選びのポイント
ドラム式洗濯機のクリーニングは、専門的な知識と技術が必要となるため、信頼できる業者選びが非常に重要です。
しかし、数多くの業者が存在する中で、どこを選べば良いか迷ってしまう方も少なくないでしょう。
私が実際に業者を選ぶ際に重視したポイントに加え、ドラム式洗濯機特有の注意点も踏まえながら、信頼できる業者を見極めるための具体的な方法をご紹介します。
信頼できる業者の見極め方:実績と専門知識を確認
単に安いだけでなく、ドラム式洗濯機のクリーニング実績が豊富で、専門的な知識や技術を持っている業者を選ぶことが重要です。
特に、構造が複雑なドラム式洗濯機は、分解や洗浄の際に専門的なノウハウが求められます。
確認方法
業者のウェブサイトで、ドラム式洗濯機のクリーニング実績や事例が紹介されているかを確認しましょう。
問い合わせの際に、ドラム式洗濯機の構造や洗浄方法について具体的な質問をしてみるのも有効です。
さらに、損害賠償保険に加入しているかどうかも確認しておくと、万が一のトラブル発生時にも安心です。
料金やサービス内容の比較:乾燥ユニットと排水周り洗浄の有無
料金だけでなく、サービス内容をしっかりと比較検討することが重要です。
特に、ドラム式洗濯機の乾燥トラブル解消が目的であれば、乾燥ユニット(ヒートポンプ)の洗浄がメニューに含まれているかは必須確認事項です。
また、排水周り(排水口、排水ホース)の洗浄も、生乾きや悪臭を防ぐ上で重要なポイントとなります。
比較方法
複数の業者から見積もりを取り、料金だけでなく、洗浄範囲や作業時間、アフターフォローの内容などを詳しく比較しましょう。
格安の業者の中には、洗濯槽の表面的な洗浄のみで、乾燥ユニットや排水周りの洗浄が含まれていない場合もあります。
それぞれの洗浄範囲と料金を照らし合わせ、納得のいくサービス内容を提供している業者を選びましょう。
見積もりの際には、追加料金が発生する可能性についても確認しておくことが大切です。
口コミやレビューの活用法:実際の利用者の声を参考にする
業者のウェブサイトの情報だけでなく、実際にサービスを利用した人の口コミやレビューを参考にすることで、より客観的な評価を知ることができます。
良い口コミだけでなく、悪い口コミや改善点なども含めて確認することで、業者の実態をより深く理解することができます。
活用方法
Googleマップのレビュー、ハウスクリーニング関連の比較サイト、SNSなどの情報を幅広くチェックしましょう。
特に、ドラム式洗濯機のクリーニングに関する具体的な感想や、乾燥に関する効果が書かれているレビューは参考になります。
ただし、口コミやレビューはあくまで個人の感想であるため、鵜呑みにするのではなく、複数の情報を総合的に判断することが重要です。
クリーニングでは解決しない!エラーコードはメーカーに問合せを
洗濯物の生乾きが気になり、洗濯槽の汚れを疑う気持ちはよく分かります。
しかし、もし洗濯機に何らかのエラーコードが表示されている場合は、話が別です。
洗濯機が正常に動作していない・故障のサイン
エラーコードは、洗濯機が正常に動作していないことを示すサインであり、その原因は内部の部品の故障やセンサーの異常など、クリーニングでは解決できない機械的なトラブルである可能性が高いのです。
もし、生乾きの症状に加えてエラーコードが表示されているにもかかわらず、安易にクリーニング業者に依頼してしまうと、クリーニング費用を支払ったにも関わらず、根本的な問題は解決せず、結局メーカーに修理を依頼することになり、結果的にダブルで出費してしまう可能性があります。
エラーコードが表示されている場合は、
まず洗濯機の取扱説明書を確認し、エラーコードの意味を調べてみましょう。
取扱説明書に記載されている対処法を試しても改善しない場合は、速やかに洗濯機のメーカーのサポートセンターに問い合わせることが最も賢明な判断です。
メーカーの専門家に見てもらうことで、故障の原因を特定し、適切な修理を行うことができます。
保証期間が過ぎている場合、有償での修理となりますが、機器の故障がクリーニングで解決することはないため、メーカー修理を優先することが重要です。
生乾きの原因が必ずしも洗濯槽の汚れとは限りません。
エラーコードが出ている場合は、クリーニングを検討する前に、まずはメーカーへの問い合わせを優先しましょう。
それが、時間とお金を無駄にしないための重要なポイントです。
元メガバンク融資課出身、バブル時代に不動産コンサルティングに従事し、2000年、会社設立後、底地ビジネス・事務所の立ち退き裁判等も経験した宅建士と共に立ち上げ、現在、不動産にまつわるサービスの紹介、口コミ・筆者の感想を加え紹介しています。