不動産担保ローンなら二番抵当でも借りられるってホント?
住宅ローンが残っててもお金が借りられるけど大丈夫?
「二番抵当」「三番抵当」って、どう違うの?
不動産担保ローンで知っておくべきポイントや意外な落とし穴は?
人生において、急な資金ニーズに直面することは少なくありません。
- 子供の教育費
- 予期せぬ医療費
- 借金(キャッシング)の返済
- 事業の運転資金
- あるいは新しい投資のチャンス
など、まとまったお金が必要になったとき、あなたならどうしますか?
銀行のカードローンや消費者金融は金利が高く、保証人を見つけるのも簡単ではありません。
そんな時、もしあなたが不動産を所有しているなら、「不動産担保ローン」という選択肢が頭をよぎるかもしれません。
しかし、多くの人が不安に感じるのは、
「自宅に住宅ローンが残っているけれど、それでもお金を借りられるのだろうか?」
という点ではないでしょうか。
不動産には通常、住宅ローンを組んだ金融機関が「一番抵当」として設定されています。
そうなると、もう担保として使えないのでは…と諦めてしまうかもしれません。
あるいは、「二番抵当」「三番抵当」という言葉を聞いて、
- 「怪しいのでは?」
- 「リスクが高いのでは?」
と感じ、なかなか相談に踏み切れない人もいるかもしれません。
無理もありません。
大切な不動産を担保にするわけですから、慎重になるのは当然です。
しかし、実は住宅ローンが残っていても、そして「二番抵当」や場合によっては「三番抵当」としてでも、新たな融資を受けられる不動産担保ローンは存在します。
この事実は、多くの資金調達に悩む方々にとって、まさに光明となる可能性を秘めています。
本記事では、そんなあなたの疑問や不安を解消するために、二番抵当や三番抵当で借りられる不動産担保ローンの仕組みを徹底的に解説します。
という問いへの答えはもちろん、なぜそれが可能なのか、どのようなメリット・デメリットがあるのかを深く掘り下げます。
さらに、利用を検討する上で知っておくべきポイントや注意点、そして思わぬ落とし穴を避けるための具体的なアドバイスまで、わかりやすくご説明します。
この記事を読み終える頃には、不動産担保ローンに対する理解が深まり、あなたの資金ニーズに合った最適な選択肢を見つけるための道筋が見えてくるはずです。
二番抵当でも借りられる不動産担保ローンとは?
不動産担保ローンは、物件を担保にして融資を受ける方法ですが、二番抵当でも借りられるローンがあることをご存知ですか?
実際に、不動産を所有していても、住宅ローンが残っているために新たな資金調達を諦めてしまうケースは少なくありません。
しかし、そうした状況でも利用できるのが、まさに「二番抵当でも借りられる不動産担保ローン」なのです。
これは、担保となる不動産にすでに住宅ローンなどの抵当権が設定されている場合でも、その不動産の評価価値に応じて、追加で資金を借り入れられる画期的な仕組みです。
抵当権とは?
まず、「抵当権」について理解する必要があります。
抵当権とは、銀行などの金融機関が融資を行う際、借り手が返済できなくなった場合に備えて、担保となる不動産を差し押さえ、競売にかけることで貸したお金を回収できるようにする権利のことです。
通常、住宅ローンを組む際には、借りる不動産にこの抵当権が設定され、法務局で登記されます。
この時、最も優先的に返済を受ける権利を持つ抵当権を「一番抵当権」と呼びます。
二番抵当権・三番抵当権とは?
「二番抵当権」とは、すでに一番抵当権が設定されている不動産に対し、二番目に優先して返済を受ける権利として設定される抵当権のことです。
同様に、「三番抵当権」は三番目に設定される抵当権を指します。
一番抵当権者がローンの残債をすべて回収した後でなければ、二番抵当権者や三番抵当権者は、その不動産から貸付金を回収することができません。
このため、後順位の抵当権者になるほど、貸し倒れリスクが高まると考えられます。
なぜ二番抵当でも融資が可能なのか?
金融機関が二番抵当や三番抵当で融資を行うのは、その不動産に一番抵当権者の債権額(住宅ローン残高など)を上回る担保余力(評価額)がある場合です。
例えば、評価額5,000万円の不動産に、住宅ローン残高が2,000万円の一番抵当権が設定されているとします。
この場合、3,000万円の担保余力があるため、この余力部分を担保として新たな融資を行うことが可能になります。
ただし、一番抵当権者の債権が優先されるため、二番抵当権を設定する金融機関は、一番抵当権の残債額やその不動産の担保評価を慎重に見極める必要があります。
この慎重な審査の結果、リスクを考慮した上で融資が可能と判断されれば、住宅ローンが残っていても追加の資金調達が実現するのです。
銀行とノンバンクの抵当権評価
銀行とノンバンクは、抵当権評価において異なるアプローチを取ることが一般的です。
銀行は通常、厳格な基準に基づいて抵当権の評価を行い、安定した融資条件を提供することが求められます。
特に、金融機関が融資を行う際には、担保物件の価値や収益性を詳細に審査し、返済能力を重視します。
銀行の評価は、通常、保守的であり、担保の価値に対して慎重なアプローチを取る傾向があります。
一方、ノンバンクは、銀行ほど厳格な審査を行わないことが多く、融資条件が柔軟であることが特徴です。
銀行よりも高い金利を設定することが多いため、リスクを取ることに対して見返りとして高い利息を要求します。
抵当権評価においても、より柔軟で迅速な融資を提供できる場合が多いですが、返済能力や担保物件のリスクについて、銀行よりもやや緩やかな基準を設けることが一般的です。
| 項目 | 銀行 | ノンバンク | 
|---|---|---|
| 融資基準 | 厳格で保守的 | 柔軟で迅速 | 
| 担保評価 | 高い基準を設け、慎重に評価 | 柔軟な評価基準で迅速な審査 | 
| 融資金利 | 通常は低金利 | 若干高い金利 | 
| 返済能力評価 | 厳密な返済能力確認が必要 | 多少の審査の緩さ、収益力を重視 | 
| 審査期間 | 長期で時間がかかる | 比較的短期間で審査が完了 | 
| 融資額 | 融資額が少なめ、安定した物件向け | 融資額が比較的大きく、リスクを取った投資向け | 
| 融資対象 | 安定した収益が見込まれる物件、信用のある事業者 | 安定した収益に限らず、多様な物件や事業者に対応 | 
| 融資条件の柔軟性 | 融資条件に厳格な制約あり | 条件が比較的柔軟で、特殊なケースにも対応可能 | 
二番抵当で不動産担保ローンを利用する際のよくある質問
不動産担保ローンは、一般的に一番抵当が優先されるため、二番抵当で融資を受けるのは難しいと考えがちです。
そこで、二番抵当で不動産担保ローンを借りる際のよくある質問と、その詳細について詳しく解説していきます。
よくある質問:借り入れまでにどのくらいの期間がかかりますか?
融資元によって異なりますが、ノンバンクであれば最短数日〜2週間程度、銀行であれば2週間〜1ヶ月以上かかるのが一般的です。
急ぎで資金が必要な場合は、ノンバンクの不動産担保ローンが有力な選択肢となります。
ノンバンクは、銀行に比べて審査のプロセスが簡素化されており、迅速な対応が期待できます。
ただし、その分金利は高めになる傾向があるので、スピードと金利のバランスを考慮して選びましょう。
よくある質問:審査に通るためのポイントはありますか?
最も重要なのは、担保となる不動産に十分な「担保余力」があること、そして借り手の「返済能力」が明確であることです。
具体的には、以下の点が審査のポイントとなります。
これらの要素を総合的に判断するため、物件の担保価値を正確に把握し、無理のない返済計画を立てて申し込むことが、審査通過の鍵となります。
二番抵当の不動産担保ローン:記事まとめ
二番抵当で不動産担保ローンを借りることには、一定のリスクが伴いますが、正しく利用すれば資金調達の有力な手段となります。
二番抵当の融資は通常、金利が高くなることが多いですが、その分、融資を受けやすくなるという利点もあります。
この記事では、二番抵当で借りる際のメリットとデメリット、そして成功するためのポイントを解説しました。
ローンを利用する際には、物件評価や返済能力をしっかりと確認し、慎重に判断することが求められます。
二番抵当でも借りられるノンバンクの不動産担保ローン会社
不動産担保ローンは、通常、一番抵当権を持つ融資が優先されますが、二番抵当物件でも融資を受けられる場合があります。
特にノンバンクの不動産担保ローン会社は、銀行よりも柔軟な審査基準を採用しており、二番抵当でも融資を検討してくれるところが増えてきています。
これにより、他のローンをすでに利用している方でも、新たな資金調達が可能となり、急な資金ニーズに対応できるメリットがあります。
首都圏ファンド(個人・法人)
ブラックリストの方でもご相談可能な不動産担保ローン
・年利:4.0%~9.8%
・返済期間:1年~35年
| 会社情報 | 内容 | 
| 運営会社 | 株式会社首都圏ファンド | 
| 所在地 | 東京都足立区綾瀬6-6-6 | 
| 創業 | 2024年1月18日 | 
| 代表 | 山本秀一 | 
丸の内AMS(個人・法人)
一都三県を営業エリアにしている金融機関(ノンバンク)
・年利:年率3.8%〜15.0%以下
・審査:最短当日〜
・融資:最短2日〜
・融資金額:500万円〜5億円
| 項目 | 内容 | 
|---|---|
| 商号 | 丸の内AMS株式会社 | 
| 住所 | 東京都千代田区丸の内1-4-1 丸の内永楽ビルディング 18階 | 
| 設立年月 | 平成13年2月15日 | 
| 代表取締役 | 安田裕次 | 
| 電話番号 | 03-6268-0151(代表) | 
マテリアライズ(個人・法人)
担保不動産は一戸建て、マンション、土地、収益物件、別荘、借地権、底地、共有持分調整区域、再建築不可物件など
・年利(貸付利率):年4.8%~9.8%
・返済期間:1ヵ月~20年
・融資金額:100万~3億円
| 会社名 | 株式会社マテリアライズ | 
| 住所 | 〒103-0021 東京都中央区日本橋本石町3-2-3 日本橋オリーブビル3階 | 
| 代表者 | 植田 逞 | 
| TEL | 03-5843-6580 | 
| 設立 | 平成28年5月10日 | 
MIRAIアセットファイナンス(個人・法人)
個人から法人まで幅広いクライアントにサービスを提供
・融資額:30万~5億円
・契約利率:年4.0%~9.5%
・実質金利:年15.0%以内
・担保:不動産(土地、建物、マンション、アパートなど)
| 会社名 | 株式会社MIRAIアセットファイナンス | 
|---|---|
| 住所 | 〒102-0073 東京都千代田区九段北1-7-3 九段岡澤ビル5階 | 
| 電話番号 | 03-6261-7427 | 
| FAX | 03-6261-7437 | 
| 代表者 | 代表取締役 金村 哲弘 | 
| 設立 | 令和6年4月1日 | 

 
  
  
  
  






