「無料で土地がもらえるなら得」と思って検索した方ほど注意が必要です。
結論から言うと、いらない土地あげます=得になるケースはごく一部。
多くは固定資産税・管理責任・再建築不可などを引き継ぐ「負動産」です。
「無料で土地がもらえるならラッキー」
そう思って調べ始めた方ほど、一度立ち止まって確認すべきことがあります。
無料でもらえる土地のウラ側を知りたい!
譲渡を受ける前に知っておきたいデメリットや注意点は?
- 「いつか家を建てたいけれど、土地の価格が高すぎて手が出ない…」
- 「理想の土地がなかなか見つからない…」
もしあなたがそんな風に考えているなら、不動産購入は人生の中でも特に大きな決断の一つですよね。
希望に合う土地を探し、住宅ローンを組み、夢のマイホームを実現する――。
しかし、その一方で、「所有している土地が負担になっている」という、真逆の悩みを抱えている人も少なくありません。
特に、親から相続した空き地や、遠方にあり管理が難しい土地、あるいは利用予定がなく固定資産税だけがかかり続ける土地など、「いらない土地」の扱いに困っている方は増えています。
「タダでもいいから手放したい…」そんな切実な思いから、「いらない土地あげます」といった言葉を耳にすることがあるかもしれません。
- 「本当にそんな話があるの?」
- 「何か裏があるんじゃないの?」
- 「無料で土地がもらえるなんて、怪しい…」
そうした疑問や不信感を感じるのは当然のことです。
本記事では、この「いらない土地あげます」という話が本当なのか、無償譲渡や無料でもらえる土地の「真実」に迫ります。
そして、土地を「あげたい」側と「欲しい」側の双方にとってのメリット・デメリット、さらに法的な手続きや、意外と見落としがちな税金、そしてトラブルを避けるための注意点まで、徹底的に解説していきます。
あなたの土地に関する悩みを解決し、新たな一歩を踏み出すための情報が、ここにあります。

「いらない土地あげます」の実態は?
最近、
- 「いらない土地・家をあげます」
- 「タダで土地を譲ります」
といった情報を、SNSや掲示板、テレビ番組などで目にする機会が増えています。
かつては「不動産=持っているだけで資産になる」と考えられてきましたが、
人口減少・地方過疎化が進む現在では、その常識は大きく変わりつつあります。
実際に、国土交通省も「所有者不明土地問題」や「管理されない土地の増加」を社会課題として指摘しており、
「無料でもいいから手放したい」というニーズは、決して珍しいものではありません。
では、なぜ土地を“タダ”で譲る人が増えているのか。
その背景と、無償譲渡の実態を整理して解説します。
土地を無償譲渡する理由
「タダで譲ります」と聞くと不審に感じるかもしれませんが、
土地所有者にとっては合理的な判断であるケースも少なくありません。
土地を所有しているだけで、
- 固定資産税・都市計画税
- 草刈り・除雪・老朽化対策などの管理コスト
- 近隣トラブル・事故発生時の責任
といった金銭的・心理的負担が継続的に発生します。
特に、相続で意図せず取得した土地は、
売却しようにも買い手がつかず、「手放したくても処分できない」
という状況に陥りがちです。
その結果、売却ではなく、
「無償でもいいから引き取ってほしい」という選択が現実的な解決策として選ばれています。
いらない土地が増えている背景
背景には、以下のような社会構造の変化があります。
- 人口減少・高齢化の進行
- 地方の住宅需要・土地需要の低下
- 相続をきっかけに土地が分散・共有化
特に地方部では、
住宅や事業としての利用価値が低く、
「管理コストだけが発生する土地」が急増しています。
国もこの問題を重く見ており、
2023年には「相続土地国庫帰属制度」がスタートしました。
これは、一定条件を満たせば不要な土地を国に引き取ってもらえる制度ですが、
- 審査が厳しい
- 負担金(数十万円)が必要
- すべての土地が対象になるわけではない
といった制約があり、
制度を利用できない土地が多いのが実情です。
その結果、民間での無償譲渡という動きが増えています。
無料で譲渡される土地の多くは、
単に立地が悪いだけでなく、
再建築不可物件や
建築制限が厳しいケースがほとんどです。
無償譲渡されやすい土地の特徴
無償譲渡される土地には、明確な傾向があります。
多いのは、
- 山林・原野・農地
- 市街化調整区域内の土地
- インフラ未整備エリア
また、
- 建築基準法上の再建築不可
- 接道義務を満たしていない
- 境界未確定・隣地トラブルを抱えている
といった法的・物理的な問題を抱えているケースも少なくありません。
これらの土地は、市場での売却が極めて難しいため、
「無料でも引き取ってもらえれば助かる」という形で譲渡されることが多いのです。
そのため、
「無料=お得」ではなく、「なぜ無料なのか」を必ず確認する
という視点が不可欠です。
「なぜ無料か」を確認しないまま受け取ると、
将来は空き家・空き地問題として管理不全や近隣トラブルに発展することもあります。

無料でもらえる土地の入手方法!
無料で土地を入手する方法は「自治体制度」「マッチングサービス」「個人間取引」の3つがあります。
ただし、安全性・手続きの確実性を重視するなら、自治体・実績あるサービス経由が基本です。
「土地を無料で手に入れるなんて、本当にできるの?」と思うかもしれませんが、現代の日本では現実に“無償譲渡”される土地が存在します。
特に、過疎地域や山間部を中心に、維持できない土地を手放したい所有者や、空き地対策に取り組む自治体の活動が増えています。
本項では、そうした無償土地の入手方法や注意すべき点、活用できるサイト・制度について詳しく紹介します。
自治体の無償譲渡制度
一部の自治体では、移住促進や地域活性化を目的とした「土地の無償譲渡制度」を設けています。
条件を満たせば、空き家バンクや空き地情報バンクを通じて、土地を無料でもらえることがあるのです。
たとえば、子育て世帯や移住者向けに、一定期間内に住宅を建てる・住民登録をするなどの条件付きで無償提供するケースが代表的です。
ただし、自治体によっては土地の引き渡し費用・整地費用などが発生することもあるため、内容をよく確認する必要があります。
多くの場合、「空き家バンク」「空き地バンク」といった名称で運用されており、
国土交通省も地方自治体による空き地・空き家活用を推進しています。
個人間・SNS取引
最近では、X(旧Twitter)やFacebookなどのSNS、地域掲示板、ジモティーのようなサービスでも、「土地差し上げます」という投稿が見られるようになりました。
一見便利な手段に思えますが、法的なトラブルや情報の信頼性の問題も潜んでいます。
- 登記名義が本人ではない(相続未登記)
- 共有名義で全員の同意が取れていない
- 境界未確定・測量図が存在しない
など、あとからトラブルに発展するリスクがあるため、個人間取引では必ず契約書の作成や司法書士への相談を行いましょう。
無料とはいえ、不動産取引であることを忘れず、慎重な対応が求められます。

参考ページ:「無償」の土地販売/土地売買の住宅情報
無償土地マッチングサービス
最近では、不要な土地を手放したい人と、土地を活用したい人を結ぶマッチングサービスも登場しています。
代表的なサービスには「みんなの0円物件」「ポルティ」「空き家ゲートウェイ(YADOKARI×カリアゲJAPAN)」やなどがあり、土地の条件や所在地、写真付きで案件を確認できます。
こうしたサービスは、自治体の支援とも連携しているケースがあり、安全性も比較的高い傾向にあります。
ただし、登録には一定の審査や条件がある場合もあるため、利用前にガイドラインをしっかり読み込みましょう。
みんなの0円物件

「みんなの0円物件」は、
「いらない土地を手放したい人」と「無料で土地を手に入れたい人」をつなぐ、新しいタイプの不動産マッチングサービスです。
固定資産税や管理の負担に悩む土地所有者の方が、費用を抑えて土地を譲渡できるようサポート。
一方で、初期費用をかけずに土地を手に入れたいと考える方にとっては、ユニークな土地活用や地方移住のきっかけを見つける場となります。
売買が難しいとされる土地の新たな価値を見出し、持続可能な土地活用を促進するプラットフォームとして注目を集めています。
| 商号 | 0円都市開発合同会社 |
|---|---|
| 本店 | 北海道旭川市西神楽2線16号278番地3 |
| 設立 | 2019年7月30日 |
| 代表 | 中村 領 |
掲載無料:無償譲渡のマッチング支援サイト
ポルティ

ポルティは、空き家や使っていない別荘、活用に困っている土地を所有するオーナーと、それらを求める購入希望者をつなぐ、新しいタイプの不動産売買マッチングアプリです。
従来の不動産売却では見過ごされがちだった物件に特化し、売り手は広告費をかけずに直接購入希望者と出会えるチャンスが広がります。
一方、買い手は市場にあまり出回らないユニークな物件情報にアクセスできるのが魅力です。
両者のニーズをダイレクトに結びつけ、スムーズで効率的な不動産取引をサポートします。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社ポルティ |
| 代表者 | 平瑶平 |
| 設立 | 2022年1月 |
| 所在地 | 神奈川県川崎市多摩区長尾1-5-8-302 |
▼「ポルティ」アプリインストールはこちら
iOS端末でのダウンロード
Android端末でのダウンロード
※サービスごとに「対象エリア」「土地・空き家の得意分野」「個人/法人向け」が異なるため、条件に合うか必ず確認しましょう。
参考:制度・税金の一次情報(公式)
- 相続土地国庫帰属制度(法務省):制度概要・要件・手続き
- 贈与税(国税庁):基礎控除110万円・申告手続き
- 不動産取得税(都道府県税):課税の考え方・軽減の有無
- 所有者不明土地問題(国交省):社会課題としての背景
※税額・要件は改正されることがあります。最新情報は必ず公式資料で確認してください。
いらない土地の無償譲渡に関するFAQ
いらない土地あげますについて疑問・悩み・不安においてよくある質問・Q&Aをご紹介します。
- Q無償で土地を譲渡した場合、税金は本当に一切かからないのでしょうか?
- A
いいえ、税金が全くかからないわけではありません。
土地を無償で譲渡(贈与)した場合、もらう側(受贈者)には「贈与税」と「不動産取得税」が課税されます。
贈与税には年間110万円の基礎控除がありますが、それを超える評価額部分には贈与税が発生します。
また、不動産取得税は、土地の固定資産税評価額を基に一度だけ課税される地方税です。一方、あげる側(贈与者)には原則として贈与税はかかりません。
ただし、時価と著しく乖離した条件での譲渡など、状況によっては「みなし譲渡所得」として課税される可能性もあるため注意が必要です
- Q無料でもらった土地に、すぐ家を建てることはできますか?
- A
結論として、すぐに家を建てられるとは限りません。
無償譲渡される土地の多くは、以下のような理由で建築に制限があるケースが多く見られます。
- インフラ未整備
電気・水道・ガス・下水の引き込みに高額な工事費がかかることがあります。 - 地盤・土壌の問題
地盤改良や土壌汚染調査が必要となり、想定外の費用が発生する可能性があります。 - 法的制限
市街化調整区域、接道義務未達、建ぺい率・容積率の制限などにより、住宅建築が認められないケースがあります。 - 境界未確定
確定測量が必要となり、時間・費用がかかることがあります。
建築を前提とする場合は、必ず役所での用途地域確認・現地調査・専門家相談を行いましょう
- インフラ未整備
- Q「いらない土地」は、どこの自治体でも寄付として引き取ってもらえますか?
- A
いいえ、すべての自治体が寄付を受け付けているわけではありません。
自治体が土地の寄付を受け入れるのは、原則として公共目的(道路・公園・公共施設など)での利用計画がある場合に限られます。
管理費がかかる土地や活用見込みのない土地は、寄付を断られるケースが大半です。
一部の自治体では、移住促進や空き地対策として条件付きの土地提供制度を設けている場合もありますが、
居住義務・利用目的・年数条件などが厳しく設定されています。
- Q無償で土地を譲渡する際に必要な書類は何ですか?
- A
主に以下の書類が必要になります。
- 贈与契約書
- 登記識別情報(権利証)
- 印鑑証明書(実印)
- 固定資産評価証明書
- 住民票
- 地図・測量図(必要に応じて)
状況により司法書士への委任状などが必要になる場合もあります。
実務上は、司法書士に依頼して進めるのが一般的です。
- Q東京・千葉・埼玉にも「いらない土地あげます」はありますか?北海道とは何が違いますか?
- A
首都圏近郊にも存在しますが、北海道とは性質が大きく異なります。
東京・千葉・埼玉など首都圏近郊の場合
- 再建築不可・狭小地・権利関係が複雑な土地が多い
- 評価額が高く、無償譲渡は稀
- 贈与税・取得税・解体費が高額になりやすい
北海道の場合
- 山林・原野・別荘地など「典型的な負動産」が多い
- 評価額が低く、無償・格安譲渡の事例が多い
- 「みんなの0円物件」などのサービスが活用しやすい
まとめ:
地域によって「無償譲渡の背景・コスト・リスク」は大きく異なります。
特に首都圏では、無料でもらう=安全・お得とは限らない点に注意が必要です。
- Q名義変更(所有権移転登記)の費用はどれくらい?
- A
目安は「登録免許税+司法書士報酬+必要書類取得費」です。
土地の評価額や手続き内容で変動しますが、個人間の無償譲渡でも登記は必須です。契約書の作成、登記識別情報の確認、印鑑証明書などの準備も必要になるため、実務上は司法書士に依頼するケースが一般的です。
- Q固定資産税は「いつから」誰が払う?
- A
原則、毎年1月1日時点の所有者に課税されます。
年の途中で名義変更しても、その年の負担調整(精算)は当事者間の合意で行うのが一般的です。トラブル防止のため、契約書に「固定資産税等の精算方法」を明記しましょう。
- Q相続登記していない土地でも「譲れますか?」
- A
基本的に、登記名義を整えないとスムーズに譲れません。
名義が被相続人のままだと、贈与・売買の前提となる「処分権限」の説明が難しく、登記手続きも進みません。まず相続登記を行い、権利関係(共有者の有無)を確定させるのが安全です。
- Q農地や山林でも無料譲渡できる?
- A
できますが、農地は特に注意が必要です。
農地は農地法の許可・届出が必要になる場合があり、用途変更(農地転用)もハードルがあります。自治体窓口・農業委員会・専門家に事前確認しましょう。
無料でもらえる土地は、価格が0円でもリスクとコストが0円とは限りません。
なお、土地を放置すると空き家・空き地問題として扱われ、行政指導や近隣トラブルの火種になることもあります。
受け取った後に「建てられない」「整備費が高い」「将来手放せない」と後悔しないために、最低限ここだけは事前に確認しましょう。
無料でもらう前の安全チェックリスト
- 登記名義は誰か(相続未登記・共有名義ではないか)
- 境界は確定しているか(測量図の有無)
- 接道しているか/再建築不可ではないか
- 用途地域・市街化調整区域など法規制
- 上下水道・電気・ガスの引込状況(工事費見積)
- 固定資産税評価額(税金の目安)
- 地中埋設物・土壌汚染リスク
- 崖地・土砂災害警戒区域などハザード
- 通行・水路・越境など近隣トラブル要因
- 将来「手放す方法」まで想定できるか
いらない土地をもらう前に確認したいポイント!
「いらない土地あげます」という言葉には、確かにチャンスがある一方で、見落とせないリスクも伴います。
無料で手に入るからといって安易に飛びつくのではなく、その土地の状態や法的制限、将来的な維持負担までしっかり確認することが大切です。
特に個人間やSNSでのやり取りはトラブルの温床にもなり得るため、現地確認・契約条件・登記関係などを事前に把握し、必要に応じて専門家に相談することをおすすめします。
土地は“もらった時点で責任が生じる資産”です。正しい情報と冷静な判断をもって、後悔のない選択をしましょう。
もし「受け取るのは不安」「手放したい」と感じる場合は、
不動産買取など“処分の選択肢”もあわせて検討すると判断しやすくなります。

不動産の口コミ評判堂は、有限会社新未来設計が運営し、元メガバンク融資課出身でバブル期から不動産金融に携わり、底地ビジネスや立ち退き裁判も経験した宅地建物取引士の知見をもとに構想・設計され、日々、不動産情報を発信しています。