マンション売却の流れを知りたい!
- 「住み替えを考えているけど、今のマンションっていくらで売れるんだろう…」
- 「不動産会社に相談するのって、ちょっと怖い…しつこく営業されないかな?」
- 「売却って、どんな流れで進むの?手続きって面倒じゃない?」
- 「内覧って何をするの?掃除はどこまで?住みながらでもできるの?」
- 「税金ってかかるの?確定申告って必要?」
そんな疑問や不安を抱えたまま、一歩を踏み出せずにいる方はとても多いものです。
マンションの売却は、人生の節目に関わる大きな選択。
だからこそ、正しい知識と準備があるかどうかで、結果が大きく変わります。
本記事では、
- マンション売却の全体像と具体的な流れ
- 査定依頼から不動産会社選びまで、失敗しないための極意
- 売却活動中に起こりがちなトラブルとその回避策
- 売却にかかる費用や税金、よくある疑問Q&A
- 「売るかどうか、まだ決めきれない」
- 「まずは情報だけでも集めておきたい」
- 「できるだけ高く、でも安心して売りたい」
そんな方にこそ、この記事が次の一歩を踏み出すきっかけになります。
この記事が、あなたのマンション売却における羅針盤となり、漠然とした不安を「大丈夫、私にもできる!」という確信に変えるきっかけになれば幸いです。
読み終えたときには、きっと「売却って、思っていたよりもシンプルかも」と感じられるはずです。
- マンション売却の流れと期間をざっくり解説
- マンション売却で直面するよくある疑問とその回答(Q&A)
- Q1. マンションを売るタイミングはいつがベスト?
- Q2. 築年数が古いけど、売れるの?
- Q3. リフォームしてから売るべき?
- Q4. 住みながらでも売却できる?
- Q5. 住宅ローンが残っていても売却できる?
- Q6. 不動産会社の選び方がわからない。
- Q7. 複数の会社に査定を依頼してもいいの?
- Q8. 査定額は鵜呑みにしてもいい?
- Q9. 仲介手数料は値引きできる?
- Q10. 媒介契約にはどんな種類があるの?
- Q11. 売却価格はどうやって決めるの?
- Q12. 広告や写真撮影は不動産会社に任せて本当に十分なのか?
- Q13. 近隣住民や管理組合への売却告知は必要なのか?
- Q14. 内覧ではどんな点に注意すればいい?
- Q15. 賛否:内覧に立ち会いは必要か?
- Q16. 買い手から値下げ交渉があった場合の上手な対応は?
- Q17. なかなか内覧希望者が来ない。どうすれば?
- Q18. 近隣に同条件の競合物件がある場合の差別化方法は?
- Q19. 囲い込みってなに?どうすれば防げる?
- Q20. 契約不適合責任ってなに?
- Q21. 契約書の内容が難しくて理解できない。
- Q22. 引き渡しまでにやるべきことは?
- Q23. 売却代金はいつもらえるの?
- Q24. 売却にかかる費用はどのくらい?
- Q25. 売却益が出た場合の税金は?
- 【体験談】私がマンションを売却した時のリアルな話
- まとめ:自分に合った売却の進め方を見つけよう
マンション売却の流れと期間をざっくり解説
マンション売却は、単に買主を見つけて契約するだけではありません。
多くの手続きを経て、最終的に引き渡しが完了するまでの一連のプロセスを理解することが成功への第一歩です。
全体の流れは、大きく分けて以下の7つのステップに沿って進んでいきます。

マンション売却の流れ
- 売却相場の把握(机上査定)
まずは、ご自身のマンションがいくらで売れそうか、おおよその目安を知ることから始めます。
オンラインの一括査定サイトなどを利用して、複数の不動産会社に机上査定を依頼し、相場を把握しましょう。 - 不動産会社への依頼(訪問査定と媒介契約)
相場が把握できたら、実際に売却を任せる不動産会社を選びます。
複数の会社に訪問査定を依頼し、担当者の対応や提案内容を比較検討しましょう。信頼できる会社が見つかったら、「媒介契約」を結びます。
- 売却活動の開始(情報公開と内覧対応)
媒介契約を結んだ不動産会社が、指定流通機構(レインズ)への登録や、自社サイト、不動産ポータルサイトなどに物件情報を掲載してくれます。
購入希望者からの内覧希望に対応し、マンションの魅力を最大限に伝えます。 - 売買契約の締結
購入希望者が見つかり、価格(値引き交渉)や引き渡し時期などの条件に合意できたら、売買契約を結びます。
この際、買主から手付金を受け取ります。 - 引き渡しの準備
契約締結後、引越し準備と並行して、住宅ローンの残債がある場合はその一括返済手続きを進めます。
また、マンション管理規約や重要事項説明書の準備も必要になります。 - 残金決済と鍵の引き渡し
買主から売買代金の残金を受け取り、同時に所有権移転登記の手続きを行います。
その後、鍵の引き渡しを行い、売却は完了です。 - 確定申告
売却によって利益(譲渡所得)が出た場合、翌年に確定申告が必要です。
必要書類を揃え、税務署に申告しましょう。
マンション売却期間の目安
マンション売却にかかる期間は、売却のしやすさや市場状況、売却価格によって大きく変動します。
一般的には、媒介契約から売買契約の締結までが約3ヶ月、売買契約から引き渡しまでが約1ヶ月と言われています。
【売却活動の期間目安】
- 1ヶ月以内: 好立地や人気物件の場合。
- 3ヶ月以内: 平均的な期間。売却活動が順調に進んでいる状態。
- 6ヶ月以上: 価格設定が高すぎる、物件の魅力が伝わらない、市場状況が悪いなどの要因がある場合。
もし売却活動が3ヶ月を過ぎても進展がない場合は、不動産会社と相談し、価格の見直しや売却戦略の変更を検討することが大切です。
ここまでは理想的な流れをお伝えしましたが、現実のマンション売却は、そうスムーズに進まないこともしばしば。
- 「あれ、査定額が思ったより低い…」
- 「内覧希望者が全然来ない…」
- 「契約書に書いてある専門用語が難しすぎる…」
初めての売却では、こうした壁にぶつかってしまい、不安になる方も少なくありません。
でも、これらの疑問や悩みは、みんなが通る道です。
後半では、私が実際に経験したことや、多くの売主さんが陥りやすい「よくある疑問」や「素朴な悩み」に焦点を当てていきます。
- 売却価格は本当に査定額通り?
- 内覧で気をつけることは?
- 不動産会社選びで失敗しないポイントは?
- 契約後にトラブルにならないためには?
といった、より実践的な内容を体験談を交えながら、一つひとつ丁寧に解説していきます。
マンション売却で直面するよくある疑問とその回答(Q&A)
ここまでマンション売却の流れをざっくりとお伝えしましたが、いざ自分のこととなると、
- 「本当にこの流れでいいの?」
- 「もしトラブルが起きたらどうしよう…」
と、たくさんの疑問や不安が湧いてくるはずです。
私が実際にマンションを売却する中で感じたことや、多くの売主さんが抱えるよくある疑問に、Q&A形式でお答えしていきます。

Q1. マンションを売るタイミングはいつがベスト?
マンション売却の最適なタイミングは、単一の答えがあるわけではなく、複数の要因を総合的に判断することが重要です。
まず、市場の動向として、現在の景気や金利の状況を考慮する必要があります。
低金利で住宅ローンが組みやすい時期は、購入希望者が増えやすいため、売り時と言えるでしょう。
次に、季節的な要因も無視できません。
一般的に、企業の転勤や学校の入学・卒業シーズンが始まる前の1月〜3月頃は、引越しを検討する人が増えるため、売却活動が活発になります。
最後に最も大切なのが、ご自身のライフプランです。
お子さんの進学、転職、住み替え先の購入時期など、ご自身の都合と照らし合わせて、無理のないスケジュールで売却を進めることが最も重要です。
これらの要因をすべて考慮に入れた上で、最適なタイミングを見極めましょう。
Q2. 築年数が古いけど、売れるの?
と不安に思う方も多いですが、築年数だけが売却の成否を決めるわけではありません。
築年数が古くても、立地条件が良ければ十分な需要が見込めます。
駅からの距離(10分以内)、周辺の利便性(スーパー、病院など)が良いマンションは、築年数に関わらず人気が高い傾向にあります。
また、マンションの管理状況も重要なポイントです。
日々の清掃が行き届いているか、大規模修繕計画がしっかり立てられているかなど、建物の維持管理が適切に行われている物件は、買主からの評価が高くなります。
最近では、古い物件を自分好みにリノベーションして住みたいと考える買主も増えています。
リノベーションを前提に購入を検討している人には、物件のポテンシャルをアピールすることが効果的です。
⇒築年数が古いマンション売却:築40年の不動産でも高く売る方法はあるの?
⇒修繕積立金不足のマンション:大規模修繕工事に暗雲、修繕積立金不足に陥るマンションの特徴、告知義務が発生?売却にも影響?
Q3. リフォームしてから売るべき?
大規模なリフォームをしてから売却は、賛否あります。
一般的には、ネガティブな意見が多いですが、筆者はプチリフォームを行い売却しました。
【ネガティブな意見】
リフォームにかかった費用を売却価格に上乗せしても、その費用対効果が低いケースがほとんどだからです。
買主は自分の好みに合わせてリフォームしたいと考える人が多く、売主が施したリフォームが必ずしも買主のニーズに合うとは限りません。
売却前にリフォームを行う場合は、内覧時の印象を良くするための軽微な修繕に留めるのが賢明です。
例えば、水回りのハウスクリーニング、壁紙の剥がれを補修する、古くなった設備(トイレの便座など)を交換するなど、比較的安価で物件全体の印象を大きく改善できる部分に絞りましょう。
Q4. 住みながらでも売却できる?
結論から言うと、住みながらでもマンションの売却は可能です。
実際に、多くの人が住み替えのために、現在の住まいに住みながら売却活動を行っています。
ただし、いくつかの注意点があります。
内覧への対応
まず、最も大変なのが内覧への対応です。
内覧希望者が見学に来るたびに、部屋をきれいに片付け、掃除をする必要があります。
生活感が出すぎないように工夫し、買主が部屋を広く、明るく感じられるよう整えることが重要です。
内覧の日時・スケジュール管理
また、内覧の日時は買主の希望に合わせる必要があるため、スケジュール調整の手間も発生します。
売買契約が締結された後は、引き渡しまでに引越しを完了させる必要があります。
このスケジュールを事前にしっかりと立てておくことが、スムーズな売却には欠かせません。
Q5. 住宅ローンが残っていても売却できる?
住宅ローンが残っているマンションでも、売却は可能です。
重要なのは、売却代金で残っているローンを一括で返済できるかどうかです。
売却価格がローン残高を上回る場合は、売却代金で完済できるため問題ありません。
この場合、売却益は手元に残ります。
しかし、売却価格がローン残高を下回る、いわゆる「オーバーローン」の状態だと、売却代金だけでは完済できません。
この場合は、不足分を自己資金で補填するか、「住み替えローン」を利用して新しい物件の購入資金と合わせて借り換える方法を検討する必要があります。
まずは、ご自身の住宅ローンの残高を正確に把握し、不動産会社に相談して売却価格の目安を知ることから始めましょう。
Q6. 不動産会社の選び方がわからない。
不動産会社選びは、マンション売却を成功させる上で最も重要なポイントと言っても過言ではありません。
後悔しない会社選びのためには、複数の会社に査定を依頼し、比較検討することが不可欠です。
単純に査定額が高いからという理由だけで選ぶのではなく、その査定額の根拠を具体的に説明してくれるか、そして「どのように売るか」という明確な売却戦略を持っているかを確認しましょう。
例えば、
- 「近隣の成約事例はどうか」
- 「どのような客層にアプローチするか」
といった具体的な提案をしてくれる会社は信頼できます。
また、担当者との相性も非常に大切です。
売却活動は数ヶ月に及ぶことが多く、こまめな連絡や報告、相談がしやすい信頼できるパートナーを見つけることが成功への鍵となります。
Q7. 複数の会社に査定を依頼してもいいの?
複数の不動産会社に査定を依頼することは、適正な相場を把握する上で非常に重要です。
会社によって査定額が異なるのは、主に以下の理由が考えられます。
- 得意な物件やエリアが違う
査定する不動産会社が、そのエリアの売買に強いか、または同様の物件タイプを多く扱っているかによって、査定額の精度が変わってきます。 - 査定方法の違い
査定には、過去の成約事例を参考にする「取引事例比較法」や、収益性を基に算出する「収益還元法」などがあり、どの手法を重視するかで価格に差が出ることがあります。 - 担当者の経験と見立て
担当者の経験や売却に対する見込み(強気か弱気か)によっても、査定額は変動します。
査定額が極端に高い場合は、媒介契約を結ぶためだけに高額を提示している可能性もあります。
複数の査定を比較することで、相場から大きく外れた価格で契約してしまうリスクを避け、安心して売却活動を進めることができます。
Q8. 査定額は鵜呑みにしてもいい?
査定額は、あくまで不動産会社の意見であり、売却が保証された金額ではありません。
査定額を提示する側にも様々な思惑があります。
特に注意が必要なのが、媒介契約を獲得するために相場よりはるかに高い査定額を提示してくるケースです。
こうした「釣り査定」に安易に乗ってしまうと、売却活動が長引き、最終的に大幅な値下げをせざるを得なくなる可能性があります。
大切なのは、提示された査定額の根拠を深く掘り下げて聞くことです。
担当者に対して
- 「なぜこの価格になるのか」
- 「どのようなデータに基づいているのか」
を具体的に質問しましょう。
根拠が曖昧だったり、市場の状況と乖離していると感じたりした場合は、その査定額を鵜呑みにせず、他の会社の意見も参考にしながら冷静に判断することが重要です。
Q9. 仲介手数料は値引きできる?
不動産会社に支払う仲介手数料は、宅地建物取引業法によって上限が「売買価格の3%+6万円」と定められています。
この上限は法律で決まっていますが、値引き交渉の余地が全くないわけではありません。
ただし、安易な値引き交渉は慎重になるべきです。
仲介手数料は、不動産会社が売却活動にかける費用(広告費、人件費など)や労力に見合う報酬です。
手数料を値切ってしまうと、担当者の売却に対するモチベーションが低下し、熱心な販売活動をしてもらえなくなるリスクも考えられます。
Q10. 媒介契約にはどんな種類があるの?
不動産会社と結ぶ「媒介契約」には、主に3つの種類があります。
それぞれの特徴を理解し、ご自身の売却スタイルに合ったものを選びましょう。
- 専属専任媒介契約
依頼できる不動産会社は1社のみ。自分で買主を見つける「自己発見取引」も禁止されています。
契約期間は最長3ヶ月で、会社は1週間に1回以上の業務状況報告義務があります。 - 専任媒介契約
依頼できる不動産会社は1社のみ。
専属専任とは異なり、自分で買主を見つけることは可能です。
契約期間は最長3ヶ月で、会社は2週間に1回以上の業務状況報告義務があります。 - 一般媒介契約
複数の不動産会社に同時に依頼することができます。
自分で買主を見つけることも可能です。契約期間に定めはなく、業務報告義務もありません。
売却を急いでいる方や、任せる会社を厳選したい方は「専属専任」や「専任」が向いています。
一方、より多くの会社の力を借りて幅広く買主を探したい方や、自由に活動したい方は「一般」を選ぶと良いでしょう。
Q11. 売却価格はどうやって決めるの?
マンションの売却価格は、単に不動産会社が出した査定額だけで決めるべきではありません。
まず、不動産会社から提示された査定額を参考に、周辺エリアの直近の成約事例を調べましょう。
似た条件の物件がどのくらいの価格で実際に売れているのかを知ることは、適正価格を見極める上で非常に重要です。
次に、現在の市場の動向や金利の状況も考慮に入れる必要があります。
住宅ローン金利が低い時期は、買主にとって購入のチャンスとなるため、強気の価格設定も可能かもしれません。
そして最も大切なのが、ご自身の売却希望額や資金計画です。
「いつまでにいくらで売りたい」という明確な目標を設定することで、不動産会社との交渉や価格決定がスムーズに進みます。
最初の価格設定は、その後の売却活動を大きく左右する重要なポイントです。
Q12. 広告や写真撮影は不動産会社に任せて本当に十分なのか?
多くの不動産会社は、物件の魅力を最大限に引き出すために、プロのカメラマンによる写真撮影や、魅力的な広告文の作成を行ってくれます。
しかし、すべてを任せきりにするのではなく、ご自身も積極的に関わることをおすすめします。
例えば、写真撮影の前に部屋をきれいに片付けたり、日当たりの良い時間帯に撮影してもらうようお願いしたりするだけでも、写真の印象は大きく変わります。
また、広告文に盛り込む「このマンションの住み心地の良さ」や「周辺の便利なお店」など、住んでいる人だからこそ知っている具体的なアピールポイントを伝えることで、他の物件との差別化を図ることができます。
Q13. 近隣住民や管理組合への売却告知は必要なのか?
近隣住民や管理組合への売却告知は、法的な義務ではありませんが、マンションのルールとして定められている場合があります。
内覧者が出入るため、売却活動を開始する前に、念のため管理規約を確認することをおすすめします。
もし売却の事実を内密に進めたい場合は、不動産会社に相談し、広告活動を限定的にしてもらうなどの対応も可能です。
ただし、売却の事実を知られることで、近隣住民が新しい買主を紹介してくれたり、内覧時の協力を得られたりするメリットもあります。
Q14. 内覧ではどんな点に注意すればいい?
内覧は、購入希望者にとって物件の第一印象を決める重要な機会です。
売主としてできることは、部屋を明るく、清潔な状態に保つことです。
内覧の前には、不要なものを片付けて部屋をすっきりと見せ、窓を開けて換気を行いましょう。
生活臭やペットのにおいなどは、住んでいると気づきにくいものですが、買主にとっては大きなマイナスポイントになり得ます。
アロマディフューザーを置いたり、消臭スプレーを使ったりして、良い香りを演出するのも効果的です。
また、買主から質問があった際は、正直かつ丁寧に答えることが大切です。
マンションの良い点だけでなく、騒音や日当たりなど、住んでいて気づいた点を正直に伝えることで、信頼関係が築けます。
Q15. 賛否:内覧に立ち会いは必要か?
内覧に立ち会うべきかどうかは、売主の方針や物件の状況によって異なります。
立ち会うことで、買主が物件に対して直接的な疑問を投げかけることができ、その場で答えることができます。
また、購入意欲を高めるためのポイントを説明したり、物件の特徴を強調したりすることが可能です。
しかし、立ち会わない場合でも不動産会社の担当者が物件の説明を行うため、特に問題はありません。
立ち会う場合は、事前に準備をして、スムーズな対応ができるように心がけることが重要です。
個人的に、ざっくばらんな話は、売主なしの方が進むように感じています。
Q16. 買い手から値下げ交渉があった場合の上手な対応は?
値下げ交渉があった場合、
すぐに返事をするのではなく、一度不動産会社に持ち帰って検討するのが賢明です。
感情的にならず、冷静に以下の点を考慮しましょう。
- 交渉された金額は、当初の希望額から許容できる範囲か
- 売却活動の状況(内覧希望者の数、他の購入希望者の有無など)
- 値下げに応じないと、売却活動がさらに長引く可能性
不動産会社の担当者と相談し、今後の市場動向や他の物件の状況も踏まえて、売却目標を達成できるかどうかを判断します。
安易な値下げは避けるべきですが、適切な値下げは売却をスムーズに進めるための有効な手段でもあります。
Q17. なかなか内覧希望者が来ない。どうすれば?
内覧希望者が少ない場合、その原因はいくつか考えられます。
まずは、価格設定が高すぎる可能性があります。
周辺相場と比較して、ご自身の物件が強気の価格になっていないか確認しましょう。
次に、広告写真の魅力が低いことも考えられます。
写真の撮り方ひとつで、物件の印象は大きく変わります。
不動産会社と相談し、より魅力的な写真を掲載してもらいましょう。
さらに、不動産会社の販売活動が不十分な可能性もあります。
レインズへの登録が遅れていないか、広告が適切に行われているかなど、担当者に状況を確認してみましょう。
Q18. 近隣に同条件の競合物件がある場合の差別化方法は?
競合物件がある場合は、いかにして自分の物件の独自性をアピールするかが鍵となります。
- 「住んでみてわかるメリット」を伝える:
「駅までの道は平坦で歩きやすい」「近所のおすすめのパン屋さんがある」など、具体的な情報を広告に盛り込みましょう。 - 内覧時に特別な工夫をする:
「引っ越し後も使える家具」をいくつか残しておき、部屋のイメージがしやすいように工夫するのも有効です。 - 価格以外の条件で勝負する:
「引渡し時期を柔軟に対応する」など、買主の都合に合わせた交渉に応じることで、競合物件との差別化を図ることができます。
Q19. 囲い込みってなに?どうすれば防げる?
囲い込みとは、不動産会社が売主・買主の両方から仲介手数料を得る「両手仲介」を狙うために、わざと他の不動産会社からの買付申し込みを断ったり、物件情報を隠したりする行為です。
これにより、売主はより良い条件の買主を逃してしまう可能性が高まります。
囲い込みを防ぐためには、まず担当者から定期的に売却活動の報告を受けることが大切です。
具体的には、「問い合わせ件数」「内覧数」「広告掲載状況」などを最低でも週に1回は報告してもらうように約束しましょう。
もし報告が曖昧だったり、内覧数が極端に少なかったりする場合は、囲い込みを疑ってみる必要があります。
また、一般媒介契約を選択することも有効な手段の一つです。
複数の不動産会社に同時に売却を依頼することで、特定の会社による囲い込みを防ぐことができます。
Q20. 契約不適合責任ってなに?
契約不適合責任とは、売主が買主に引き渡したマンションが、契約書に記載された内容と異なっていた場合に、売主が負う責任のことです。
以前は「瑕疵担保責任」と呼ばれていましたが、民法改正により名称が変わりました。
たとえば、引き渡し後に雨漏りやシロアリ被害、給湯器の故障など、契約時に知らされていなかった重大な欠陥が発見された場合、買主は売主に対して修繕費用の請求や契約解除を求めることができます。
このトラブルを未然に防ぐためには、売却するマンションの不具合や欠陥を正直に買主に伝えることが最も重要です。
例えば、
- 「エアコンが少し異音がする」
- 「給湯器が10年以上経っている」
など、事前に把握している不具合があれば、書面(付帯設備表や告知書など)に明記して契約を結びましょう。
売主は責任を果たすことになり、後から「知らなかった」というトラブルに発展するのを防げます。
Q21. 契約書の内容が難しくて理解できない。
不動産売買契約書は、専門用語が多く、初めて読む方にとっては非常に難解に感じられるかもしれません。
しかし、契約書は売買における約束事を定めた最も重要な書類です。
内容を十分に理解しないまま契約を結んでしまうと、後々思わぬトラブルに巻き込まれるリスクがあります。
もし契約書の内容に不安を感じたら、遠慮なく不動産会社の担当者に質問しましょう。
担当者には、契約書の条文一つひとつを、あなたが納得できるまで丁寧に説明する義務があります。
- 「ここは具体的にどういう意味ですか?」
- 「もしこの条文の通りに進まなかったらどうなりますか?」
など、気になる点はすべてクリアにしてください。
また、契約書の内容を十分に理解するためには、契約の前に契約書のコピーをもらって事前に目を通しておくことをおすすめします。
そうすることで、冷静に内容を確認し、不明点を整理してから契約に臨むことができます。
Q22. 引き渡しまでにやるべきことは?
売買契約が締結された後、引き渡し日までに売主がやるべきことは多岐にわたります。
主なタスクを事前にリストアップし、計画的に進めていきましょう。
- 住宅ローンの完済と抵当権抹消手続き:
住宅ローンが残っている場合、引き渡し日当日に、買主から受け取った売却代金で一括返済を行います。
この手続きは司法書士が立ち会いのもと、金融機関で行われるのが一般的です。
ローンを完済すると、物件に設定されていた抵当権を抹消する手続きも同時に行われます。 - 所有権移転登記の手続き:
買主へ所有権を移すための登記手続きも、司法書士に依頼して行います。この費用は買主が負担するのが一般的です。 - 引越し準備とライフラインの手続き:
引き渡し日までに引越しを完了させ、電気、ガス、水道、インターネットなどの解約手続きを行います。 - 管理組合への連絡:
マンションの管理会社に、売却と所有者が変わる旨を連絡します。
これらの手続きは複雑ですが、不動産会社の担当者や司法書士がサポートしてくれるので、指示に従って進めれば問題ありません。
Q23. 売却代金はいつもらえるの?
マンションの売却代金は、一般的に二段階に分けて受け取ります。
- 手付金(契約時):
まず、売買契約を締結する際に、買主から売買代金の一部を「手付金」として受け取ります。
この手付金の額は、売買代金の5%~10%程度が一般的です。手付金を受け取ることで、契約が成立したことが明確になります。 - 残金(引き渡し時):
その後、引き渡し日(決済日)に売買代金の残金を受け取ります。
この残金は、買主が金融機関から借り入れた住宅ローンが実行された後、売主の指定する口座に振り込まれるのが一般的です。
引き渡し日には、この残金の受け取りと同時に、物件の鍵や所有権移転に必要な書類を渡します。
売却代金は一度に全額を受け取るのではなく、契約時と引き渡し時の2回に分けて受け取るのが通常の手順です。
Q24. 売却にかかる費用はどのくらい?
マンション売却では、売却代金がそのまま手元に残るわけではなく、さまざまな費用が発生します。
これらの費用は売却価格の3〜5%程度が目安とされていますが、内訳を事前に把握しておくことが大切です。
主な費用は以下の通りです。
- 仲介手数料:
不動産会社に支払う報酬です。法律で上限額が定められており、「売買価格の3%+6万円」が一般的です。
例えば、3,000万円で売却した場合、仲介手数料の上限は105.6万円(税抜)となります。 - 印紙税:
売買契約書に貼付する印紙代です。
売却価格に応じて税額が変わります。 - 登記費用:
住宅ローンが残っている場合、抵当権を抹消するための登記費用です。
司法書士に依頼するため、その報酬も含まれます。 - その他:
マンションの管理費・修繕積立金の精算金、引っ越し費用、ハウスクリーニング代など、売主が負担すべき費用は多岐にわたります。
これらの費用は売却価格から差し引かれるため、最終的に手元に残る金額(手取り額)を事前に計算しておくことが重要です。
Q25. 売却益が出た場合の税金は?
マンションを売却して利益が出た場合、その利益(譲渡所得)に対して所得税と住民税が課税されます。
この税額は、マンションの所有期間によって大きく変わるため注意が必要です。
- 長期譲渡所得:
売却した年の1月1日時点で所有期間が5年を超えている場合は、長期譲渡所得となり、税率は約20%(所得税15%、住民税5%)です。 - 短期譲渡所得:
売却した年の1月1日時点で所有期間が5年以下の場合は、短期譲渡所得となり、税率は約39%(所得税30%、住民税9%)と高くなります。
また、マイホームを売却した際には、売却益から3,000万円を控除できる「3,000万円特別控除」などの特例を利用できる場合があります。
これらの特例を活用すれば、税金の負担を大幅に軽減できる可能性があるため、事前に税務署や税理士に相談することをおすすめします。
売却益が出た場合は、忘れずに確定申告を行いましょう。

【体験談】私がマンションを売却した時のリアルな話
- 「マンション売却、興味はあるけど、実際どうだったんだろう?」
- 「ネットの情報は知っているけど、体験者のリアルな声が聞きたい」
私も、マンションを売却する前は同じ気持ちでした。
インターネットで情報を集めても、実際にどう動けばいいのか、何に気を付ければいいのか分からず、不安ばかりが募る日々。
そこで今回は、私が実際にマンションを売却した時の経験を、包み隠さずお伝えしたいと思います。
私がどんな状況で売却を決意したのか、具体的に何をしたのか、そして「やってよかったこと」と「後悔していること」まで、すべてを正直にまとめました。
マンション売却において実際にやったこと
私がマンション売却で最も時間をかけたのは、複数の不動産会社とコンタクトを取ることでした。
インターネットの一括査定サイトを利用し、5社以上の不動産会社と話をする中で、各社の査定額や提案内容、そして担当者の人柄をじっくりと比較しました。
このプロセスを通じて、単に査定額が高いだけでなく、信頼できる担当者を見極めることができたのが大きな収穫でした。
次に、売却を成功させる上で効果的だったのが、火災保険を活用したキッチンリフォームです。
実は、火災保険は、水漏れ・破損も申請対象になっています。
この保険金を使ってキッチンのシンクとコンロを新しいものに交換しました。
水回りの清潔感が格段にアップし、内覧に来た方々からの評判が非常に良くなりました。
さらに、ホームステージングも積極的に取り入れました。
リビングに観葉植物を置いたり、照明を工夫したりと、少しでも部屋が明るく、広く見えるように工夫しました。
プロの力を借りずとも、自分でできる範囲で部屋の魅力を引き出すことは可能です。
そして、内覧対応はすべて不動産会社におまかせしました。
仕事が忙しかったため、内覧のたびに帰宅するのは現実的ではありませんでした。
事前に担当者と鍵の受け渡し方法を相談し、私は立ち会わずに内覧を進めてもらいました。
このことで、スケジュール調整の負担が軽減され、精神的にも余裕を持って売却活動に臨むことができました。
マンション売却で成功した点・後悔した点
キッチンリフォームの成果は大きかったです。
特に女性の購入者に好印象を与え、相場より高い価格で売却することができました。
売却活動も非常にスピーディで、申し込みから契約までわずか1ヶ月という期間で終了しました。
しかし、売却タイミングについては、もっと強気に出て早い段階で売却を決断しても良かったと感じています。
【補足】
2026年1月現在、外国人による不動産購入規制の可能性が取り沙汰されています。
もし投機目的での購入が減少すれば、不動産価格に影響を与える可能性も考えられます。
そのため、ベストなタイミングで売却するためには、小まめに査定を受け、経済や法制度の動向を見逃さないようにすることが重要です。また、現場での雰囲気や統計データにはタイムラグが生じることがあります。
営業マンとの良好な関係を築いておくことが、売却時の大きなメリットとなるでしょう。
これからマンション売却を検討している人へのアドバイス
不動産売却は、人生で何度も経験するものではないからこそ、不安に感じるのは当然です。
昔は「住宅ローンを完済することが美学」だった時代もありましたが、不動産は単なる住まいではなく、大きな資産です。
だからこそ、計画的に売却も選択肢の一つとして考えることが非常に重要です。
特に将来、老後のプランを考える上でも、持ち家と賃貸では生活費が大きく変わります。
ただ、築30年、40年と経った家を持ち続けることが必ずしも正解とは限りません。
持ち家を売却し、売却益でコンパクトな築浅物件に買い替えることで、資金的負担を抑えながら快適な老後を送るという選択肢もあります。
大切なのは、「いつか売却するかもしれない」という意識を常に持ち、早めに情報収集を始めることです。
売却の全体像を知り、将来の選択肢を広げることで、漠然とした不安はきっと解消されるはずですし、後悔のない決断ができるようになります。
まとめ:自分に合った売却の進め方を見つけよう
ここまで、マンション売却の全体像から私の実体験、そしてよくある疑問まで、多岐にわたる情報をお伝えしてきました。
「もしかしたら、売却ってすごく大変なことなのかも…」
そう感じた方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、大切なのは無理に急いで完璧な売却を目指すことではなく、あなたが納得できる形で、着実に進めていくことです。
マンション売却を成功させる鍵は、以下の2つに集約されます。
- 徹底した情報収集
まずは、あなたのマンションがいくらで売れそうか、相場を把握することから始めましょう。
この記事を参考に、売却の流れや費用、税金といった基本情報を押さえておくことが、後悔しない決断につながります。 - 信頼できる不動産会社を見つける
あなたの不安に寄り添い、真摯に向き合ってくれる担当者を見つけることが最も重要です。
複数の不動産会社と話をし、安心して任せられるパートナーを選びましょう。
マンション売却は、あなたの人生における大きな選択の一つです。
この記事が、その第一歩を踏み出すための羅針盤となり、漠然とした不安を「大丈夫、私にもできる」という確信に変えるお手伝いができれば幸いです。
ぜひ、この機会にあなたのマンションの価値を調べてみませんか?

不動産の口コミ評判堂は、有限会社新未来設計が運営し、元メガバンク融資課出身でバブル期から不動産金融に携わり、底地ビジネスや立ち退き裁判も経験した宅地建物取引士の知見をもとに構想・設計され、日々、不動産情報を発信しています。